【漫画の道を描く!】オススメの「漫画家まんが」厳選15作品を一挙紹介!漫画家・編集者・漫研

漫画家まんがアイキャッチ

漫画はさまざまなジャンルがありますが、個人的に熱い漫画が多いなと思うジャンルが「漫画家まんが」です!

「漫画家まんが」とは、読んで字の如く「漫画家」を題材にした漫画のこと。他にも漫画の編集者やアシスタント、漫画家志望や漫画を描く学生など、とにかく漫画の道を進む人々を描いた物語はとても胸を打つ作品が多いんです。

それはやはり描いている本人が「漫画家」だからなのだろうと思います。先生本人が漫画家だからこそ、漫画の世界を取り巻くドラマや哲学がとてもリアルに伝わってくるのだと。

というわけで今回はそんな漫画の世界を描いた「漫画家まんが」のおすすめを一挙にご紹介したいと思います!

 

「漫画家まんが」だけでなく、全てのジャンルの漫画からオススメ作品を探したい方はこちら👇

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【厳選120作品】面白い超おすすめ漫画ランキング!元書店員がジャンル別に厳選しました!

2022年3月22日
>>【厳選】面白い超おすすめ漫画ランキング!元書店員がジャンル別に厳選しました!

それでは、「漫画家まんが」の紹介へと参りましょう!良い作品が目白押しです。

 

漫画家まんがオススメ作品15選

早速、バラエティに富んだ漫画の世界を紹介していきたいと思います!

まずは王道のこの作品から…!

 

『バクマン。』大場つぐみ / 小畑健(集英社)

友情、努力、勝利、そして恋。目指せ、ジャンプの頂点!

『バクマン。』

あらすじ
一握りの者にしか得られない栄光を手にするため、険しい“マンガ道”を歩む決意をした二人。高い画力を持つ真城最高と、文才に長ける高木秋人がコンビを組み、新たなマンガ伝説を創る! 新時代成功物語開始!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/187103/vol_no/001

ストーリー:★★★★★

画力   :★★★★★

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

2008年8月から2012年4月まで週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載。『DEATH NOTE』に続く原作・大場つぐみ、作画・小畑健のコンビ作品です。ヴォイスコミック、テレビアニメ、ゲーム、実写映画、舞台化など幅広くマルチメディア化されています。ストーリーの舞台は現代の埼玉。中学3年生で作家志望の高木秋人(シュージン)がクラスメイトである画力抜群の真城最高(サイコー)に、自分と組んで漫画家にならないかと誘うことから始まります。サイコーには亜豆美保という声優を目指している片想いのクラスメイトがいて、ひょんなことから亜豆は二人の作品がアニメ化されたらサイコーと結婚すると約束をするのです。そしてサイコーとシュージンは「亜豆と真城と高木の夢を叶える」という意味合いの共同ペンネーム「亜城木 夢叶」として漫画家デビューを目指すことになります。

ストーリーには漫画家になるための厳しい道のりと主人公たちの成長が描かれており、ジャンプらしい熱い展開が魅力です。また、漫画の世界に詳しくなくても、興味深いネタや漫画家の裏事情などリアルな描写がてんこ盛りで非常に読み応えがあります。

漫画家を目指すという一見地味な内容かと思いきや、登場人物たちの熱〜い気持ちに一気に引き込まれること間違いなしです。

作画も綺麗で読みやすく、内容も練り込まれていて文句なし。友情、淡い恋心、ロマンありの現代版漫画道作品、ぜひ読んでみてください。きっとあなたも何かに挑戦したくなるはずです!

🏆 このマンガがすごい!2010 オトコ編 第1位

🏆 マンガ大賞2010 第3位

🏆 第1回ananマンガ大賞 受賞

🏆 第5回全国書店員が選んだオススメコミック 第6位

🏆 このマンガすごい!2011 オトコ編 第8位

📖 全20巻完結済み

 『バクマン。』を読む 

 

『チェイサー』コージィ城倉(小学館)

手塚治虫を追跡する男、現る!

『チェイサー』

あらすじ
時は昭和30年代前半。まだ週刊漫画雑誌もなかった時代…既に時代の寵児となっていた“漫画の神様”手塚治虫に人知れず挑み続ける一人の漫画家がいた!!海徳光市。月刊誌に3本の連載を抱える、そこそこの人気漫画家である。海徳は、手塚治虫と同じ歳で、表向きは「手塚って、つまんない漫画いっぱい描くよなあ」と批判しつつも、裏でこっそり手塚漫画をコレクションする。そして、手塚がアレをしていると聞けば、自分も真似をし、コレをやっていると聞けば、それに挑戦してみる。どこまでも手塚治虫を“勝手にライバル視する男”…海徳光市の奮闘記!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/234348/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

ビッグコミックスペリオール(小学館)に2012年17号から2019年2号まで連載された昭和の漫画家を描いた作品。超売れっ子の天才漫画家・手塚治虫に憧れつつも異常なほどの対抗心を燃やすそこそこ売れっ子の漫画家・海徳光市を描いたフィクション漫画です。

物語の舞台は昭和30年代の東京。実体験を元に戦記物の漫画を連載していた海徳は、手塚治虫を意識しすぎて何をするにも妄想の中の手塚治虫に振り回されて・・・。

作中には海徳に絡めて手塚治虫と漫画界の数々のエピソードが散りばめられています。昭和30年代の漫画家とその担当編集者とのやりとりや、その時代の背景なども感じられてとても興味深いです。ページいっぱいのタバコの煙、和式のトイレ。作中全体から時代を感じることができます。

海徳はことあるごとに手塚を批判し、勝手に手塚をライバル視して手塚を追い続けるのです。手塚が結婚したら自分も結婚を決意するなど、異常なまでの手塚への対抗心。そんな様子がとてもコミカルに描かれています。漫画の神様・手塚治虫の凄さに震えながらも意識しまくっておかしなことになっている様子が面白いです。狂気的でおかしな面が際立つ主人公なのに、読み進めていくうちにいつの間にか海徳を好きになってしまいます。

チェイサーって追跡する人っていう意味なんですが、海徳は文字通り手塚治虫を追跡しています。漫画の神様と呼ばれる漫画家に憧れ、嫉妬する漫画家を描くという珍しいストーリー展開。葛藤する漫画家・海徳光市が奮闘する様をぜひ読んでみてください!

📖 全6巻完結済み

 『チェイサー』を読む 

 

『かくかくしかじか』東村アキコ(集英社)

笑って泣いて感動する圧巻の自伝漫画

『かくかくしかじか』

あらすじ
自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/257946/vol_no/001

ストーリー:★★★★★

画力   :★★★★★

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

2011年11月から2015年1月までCocohana(集英社)で連載された作品。東村アキコ先生が漫画家になるまでを描いた自伝エッセイ漫画です。2015年に第8回マンガ大賞および第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。最近では『東京タラレバ娘』や『偽装不倫』など様々な作品がテレビドラマ化されている人気漫画家です。

物語の主人公は宮崎で育った少女・林明子。彼女はひたすらコタツでりぼんを読み、少女漫画家になることを夢みていました。高校3年生になった明子は美大に行くために友人の紹介でスパルタな絵画教室に通うようになります。そこで竹刀を持ったのちに恩師となる先生・日高健三に持ち込んだデッサンを下手くそと罵倒され、毎日鬼のようにしごかれるようになるのです。

物語が始まって早々に繰り広げられるスパルタ展開がめちゃくちゃ面白くて、しょっぱなから心奪われてしまいます。ストーリー展開も流石の一言。簡単に美大に受かってすぐに苦労なく漫画家になれると思っていた少女の成長、美大合格、大学生活、就職、仕事、そして漫画家になるまでが笑いあり涙ありで描かれていきます。恩師との交流には深いものがあり心揺さぶられること間違いなし。人物描写が特に素晴らしく、笑えるんだけどグッと心に刺さる、そんな感動作品です。声を大にしてオススメしたい、絶対に読んで欲しい作品。オススメです!

🏆 第8回マンガ大賞 受賞

🏆 第19回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 大賞

📖 全5巻完結済み

 『かくかくしかじか』を読む 

 

『アオイホノオ』島本和彦(小学館)

苦悶する熱血芸大生の七転八倒青春ストーリー!

『アオイホノオ』

あらすじ
1980年代初め。大阪の大作家芸術大学でTV・映画・アニメの講義を受けつつ、漫画家を目指す若者・ホノオは、しかしながら野望だけで具体的には何も動き出していなかった。そんなある日、何気なくサンデーを読んでいた彼は、当時はまだ無名の新人だったあだち充や高橋留美子の作品を目にして…?
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/183010/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★★☆

おすすめポイント

2007年から2008年にかけて週刊少年サンデー(小学館)に不定期連載された後、スピリッツ増刊・YSスペシャルに1話のみ掲載されました。その後、2009年に創刊されたゲッサンにて連載を再開しています。2014年にはテレビ東京系のドラマ24でテレビドラマ化。監督脚本は勇者ヨシヒコと魔王の城などを手がけたあの福田雄一氏によるもので、作品への注目度がわかります。2014年に第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2015年には第60回小学館漫画賞一般向け部門を受賞しています。

舞台は1980年代前半の大阪から始まります。主人公は大作家芸術大学映像計画学科に通う焔燃(ホノオモユル)。自分の才能を信じるホノオでしたが画力がないことに悩みながらも漫画家になることを夢みています。ホノオが漫画家を目指していく成長をコメディタッチに描いている作品です。

フィクションであるとされているものの、実名で漫画家やアニメーターが数多く登場しています。リアルとフィクションが混在しているので、リアリティを感じながら楽しめるのがこの作品のポイントです。

また、漫画家を目指す想いがハイテンションかつ熱く描かれており、これぞ青春コメディ漫画。落ち込んでいる時に読むと元気になれます。漫画家を目指している方、夢に向かって進みたい方にぜひ読んで欲しい作品です。

🏆 第18回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞

🏆 第60回小学館漫画賞 一般向け部門 受賞

 『アオイホノオ』を読む 

 

『G戦場ヘヴンズドア』日本橋ヨヲコ(小学館)

心揺さぶるストーリーが魅力。あなたにとっての戦友とは・・・

『G戦場ヘヴンズドア』

あらすじ
2つの若い才能の運命的な出会い!人気マンガ家“坂井大蔵”の息子でありながら、その父を嫌って小説を書く町蔵と、大蔵に憧れてマンガを描く鉄男。やがて、2人は合作で漫画大賞に応募することに…。
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/194242/vol_no/001

ストーリー:★★★★★

画力   :★★★★★

ノウハウ :★★☆☆☆

おすすめポイント

月刊KIKI(小学館)にて2000年11月から2003年6月まで連載された作品です。2005年にはNHKでラジオドラマ化されています。作者の日本橋ヨヲコさんは夫婦共作のペンネームで、代表作のバレーボール漫画『少女バレー』などを描かれています。

舞台は現代。人気漫画家である坂井太蔵の息子で作家志望である堺田町蔵と、編集者の息子で漫画の才能豊かな長谷川鉄男の二人が葛藤しながらも成長していく姿を描いた青春漫画とです。町蔵は母が家を出て行った時の父が忘れられず苦悩します。父は漫画を優先し母を止めることもしなかったのです。それもあって人気漫画家である父とその作品を憎むように。一方、鉄男は天才肌で漫画の才能に恵まれていましたが、小さい時に出て行った敏腕編集者であった父親にあてて描いた漫画を母に否定され、それ以来漫画を封印していました。そんな彼は坂井太蔵の漫画を読み、また漫画を描き始めていました。ある時、ひょんな争い事から町蔵の小説を目にした鉄男はそこに坂井太蔵を感じます。そしてそれを町蔵に伝えるのです。「坂井太蔵のにおいを感じる、でもそれよりずっと強くてやさしい。なんだろう、すごくいい」。これが二人の運命の出会いです。その後ふたりは合同で作品を創り上げることになります。それぞれの事情や背景に揺れ動くふたりの心の葛藤がひしひしと伝わって来て、どんどん引き込まれていくストーリー展開が魅力。この作品で描かれている人間ドラマには感慨深いものがあります。絶対に読んで欲しい、心に響く珠玉の作品です。

📖 全3巻完結済み

 『G戦場ヘヴンズドア』を読む 

 

『燃えよペン』島本和彦(小学館)

心からマンガを愛する熱血漢をドラマチックに描き出す!

『燃えよペン』

あらすじ
東京にある炎プロダクション。そこでは一人の漫画家が、命がけで作品に取り組んでいた。彼の名は、炎尾燃。希代の熱血漫画家である。そのかたわらで仕事をする大野暁子は、炎プロに入ったばかりの新人アシスタント。彼女が任された最初の仕事は、燃が描いた絵のバックに集中線を入れるというものだった。暁子は早速仕上げるが、それは燃のイメージとは大きく違っていた。一番大切な物を失った場面に値する集中線を教えるため、燃は暁子の大事なテレカを敢えて破壊する…!)

『月刊サンデーGX』掲載の『吼えろペン』の元祖となる作品が、新装されて再登場。1990~91年にかけて発表された作品で、主人公は炎尾燃で同じだが、炎プロのメンバーがちょっと違う。燃のスタンスも微妙に違い、毎回のページ数、作品のテーマなども『吼えろペン』とは異なる。だが、炎尾燃の熱血ぶりは当時も今も全開だ!マンガとマンガ家を愛する全ての人々にささげる珠玉の名作。
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/185760/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

1990年6月号から1991年4月号のシンバット(竹書房)、YOUNG CLUBの1991年1号・2号に連載されました。現在、竹書房版のコミック本は絶版になっていますが、月刊サンデージェネックス(サンデーGX)に続編作品『吼えよペン』が連載され、この『燃えよペン』もサンデーGXのレーベルで小学館から発売されています。

主人公は熱血漫画家の炎尾燃(ホノオモユル)。炎プロダクションで働くアシスタント、編集者との関係を面白おかしく描いている作品です。

なぜか、ラグビーのヘッドギアを常に装着しています。そして並々ならぬ熱意と勢いで様々な出来事や締め切りに立ち向かう炎プロダクションの面々。しかし熱すぎるがゆえにまわりは困惑し振り回されます。そんな彼らの熱血コメディを描いた作品。

ところで作者の島本和彦さん、本名は手塚さんなんですよ。漫画の神様に遠慮したのか、あるいは自分の作品が売れたら手塚作品と呼ばれることもあって本名は使わなかったとかでしょうか?そしてそんな島本さんが描く、この炎尾燃が漫画家を目指す学生時代を描いている作品が前述の『アオイホノオ』。ぜひぜひセットで読むことをオススメします。リアルとフィクションをおり混ぜて1980年代の漫画界を描いている作品。勢いは誰にも負けない、笑いあり苦悩ありの熱血漫画です!

📖 全1巻完結済み

 『燃えよペン』を読む 

 

『ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~』吉本浩二 / 宮崎克(秋田書店)

知られざるマンガの神様の正体は・・・

『ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~』

あらすじ
“漫画家は医者を創った。医者は漫画家を救った。”漫画史にきらめく不朽の名作「ブラック・ジャック」!! 漫画家の神様・手塚治虫先生の創作の現場を関係者の証言で再現するマンガ・ノンフィクション!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/136675/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★★★

おすすめポイント

2009年から2014年にかけて週刊少年チャンピオン、別冊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載された作品で、手塚治虫先生の名作『ブラックジャック』に焦点をおいたノンフィクション漫画です。漫画の制作現場とその舞台裏を関係者による回想のような形で漫画化されています。

昭和27年4月、あの有名な練馬のトキワ荘。手塚治虫先生の元チーフアシスタントであった福元氏がストーリーテラーとなって始まります。大ヒット作品を次々に手がけ、常に漫画界の先頭を走っていた手塚プロダクションが手塚先生のスランプもあり倒産。そんな時に出会ったのが週刊少年チャンピオンの名物編集長・壁村耐三です。彼の依頼により始まった連載があの名作『ブラックジャック』。まさに新境地となったこの作品はすぐに話題となり、漫画ファンを虜にします。こうして生まれた『ブラックジャック』を、手塚先生と共に制作に関わった現場の編集者、アシスタントなどの証言で再現して描いた作品です。

昭和感満載で若い読者には新鮮に、リアルタイムでブラックジャックを読んでいた人には懐かしく映ること間違いなし。創作秘話というよりも、マンガの神様・手塚治虫を知るには持ってこいの素晴らしい作品です。とても興味深いのでぜひ読んでみてください!

📖 全1巻完結済み

 『ブラック・ジャック創作秘話』を読む 

 

『かくしごと』久米田康治(講談社)

かくしごとはなんですか?隠し事は描く仕事!

『かくしごと』

あらすじ
ちょっと下品な漫画を描いてる、漫画家の後藤可久士先生は、一人娘の姫ちゃんが何にもまして、最優先。そんな親バカの後藤先生が、この世で1番恐れていることは、娘に仕事がばれること。漫画家だなんて知られたら、もしかしたら娘に嫌われるのでは!? アシスタントや編集者を巻き込んで、今日も心配症の後藤先生の1日が始まります!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/60004204/vol_no/001

ストーリー:★★★★★

画力   :★★★★★

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

月刊少年マガジン(講談社)にて2016年1月号から2020年8月号まで連載された作品です。2020年にテレビアニメ化、2021年には劇場版も公開されています。

主人公は漫画家である後藤可久士とその最愛の娘である姫。可久士は自分が漫画家であることを隠しています。朝はスーツを着て出かけ、途中で短パンに着替えて仕事場へ向かう毎日。それはなぜかと言えば自分の描いている作品が下ネタ系で下品なので、姫ちゃんに知られたら嫌われてしまうのではないか!?という不安があるから。漫画家であることを隠し続けたい父とその娘の毎日の中に、漫画家あるあるの日常がリアルに面白く描かれています。姫ちゃんのために「描く仕事」を「隠し事」にしたいという「可久士」の涙ぐましい努力!作者である久米田先生は昔実際に下ネタ漫画を描いていたこともあるそうで、ストーリーにはリアリティがあります。アシスタントの掛け合いも面白くコメディタッチなところもこの作品の魅力です。作画も繊細なタッチで読みやすく、なんと言ってもキャラクターたちがとてもかわいい。ほのぼのとした幸せな気分にさせてくれる作品になっています!ぜひ読んでみてください。

📖 全12巻完結済み

 『かくしごと』を読む 

 

『明日にはあがります。』水口尚樹(小学館)

癒される笑いを求めるあなたへ!

『明日にはあがります。』

あらすじ
小光栗夫は週刊少年ゲルマンで『ときめき堕天使モモカ』を連載する新人漫画家である。まんが道を歩き出したばかりの彼の日常は、打ち合わせをしたり、コマを割ったり、絵を描いたり、時には取材に出かけ、時にはテンパることも……人気商売の喜びと悲哀をやさしく描いた、定番ジャンル・マンガ家漫画の、これがまさしく最先端!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/241728/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★★★

おすすめポイント

ビッグコミックスピリッツ(小学館)に2012年20号から2014年33号にかけて連載された作品です。連載終了直後から続編として『小光先生の次回作にご期待ください。』が同誌で連載されてました。

株式会社ゲルマン出版という超大型出版会社の「少年ゲルマン」に連載を持つ新人漫画家・小光栗夫、26歳。彼の悩み、それはゲルマン出版の人事異動。せっかく自分の作品をわかってくれている担当編集者が代わってしまうのでは・・。案の定、担当の田中さんは異動となってしまいます。その田中さんが引き継ぎで連れてきた次の担当編集者は、自信なさげな加護くん。彼はなんと「月刊カーゴパンツ」という、カーゴパンツの話題を扱う月刊誌からやって来たのです。その後会社の方針で担当が週一で交代することになり、次から次へと漫画とは縁のない担当が来ます。担当編集者がコロコロかわる苦労や小光のアシスタントである松井とのかけあいがギャグテイスト全開で描かれていて面白い。なんと言ってもテンポのよさが際立ちます。松井のキャラ設定も面白くて笑えます。漫画家あるあるとその日常を笑いにした漫画家を描いたギャグ漫画、何気なく読んでもいつのまにか声を出して笑っていること間違いなし!無心で読んで笑える傑作、オススメです。

📖 全5巻完結済み

 『明日にはあがります。』を読む 

 

『重版出来!』松田奈緒子(小学館)

漫画は編集者から書店員までのチーム戦!

『重版出来!』

あらすじ
「マンガ」は、漫画家だけのものじゃない。編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者の手に届くもの。そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです!マンガに関わる一人ひとりの人間ドラマをぐいっと描く本作、全ての仕事人へのエール漫画です!!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/225722/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★☆☆

ノウハウ :★★★★★

おすすめポイント

月刊!スピリッツ(小学館)にて2012年11月号より連載中の作品です。2016年にはTBSでドラマ化。2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」で1位を獲得。2017年には小学館漫画賞一般向け部門を受賞しています。

知らないと「じゅうはんでき」と読みたくなりますが「じゅうはんしゅったい」と読みます。出版物を、初版と同じ版を使って増刷すること。重版出来は作品の作り手にとって、この上ない幸せなのです。主人公は漫画家・・ではありません。子供の頃から柔道で金メダルを獲るためだけに頑張って生きてきた大学生・黒沢心。怪我をしてオリンピックを目指せなくなった心は、子供の頃に読んだような漫画を自分も作りたい!と大手出版社に入ろうと試験を受けます。幸運にも筆記試験を通り、面接に臨む心。面接会場で仮装した社長を投げ飛ばすも、ブレない姿勢を気に入られて見事採用されるのです。そして週刊コミック誌バイブスの編集部に配属され・・。

そうです、これは編集者として奮闘する主人公と漫画界を描いた作品です。出版社に関わる様々な仕事、編集さん、営業さん、書店さん、などなど。漫画を今までとは違った角度から捉えていてとても新鮮に感じます。漫画家だけでは決して漫画は出来上がらない、みんなの情熱が伝わってくる作品です。

また、キャラの人間的な魅力がしっかり描かれているのもこの作品の魅力。特に主人公・心の綺麗で真っ直ぐな心に惹きつけられてしまいます。

人間味あふれる内容が満載で、読んでいて元気を与えてくれる作品。この世のすべての働く人に贈る傑作です!

🏆 日本経済新聞「仕事マンガランキング」 第1位

🏆 第62回小学館漫画賞 一般向け部門 受賞

 『重版出来!』を読む 

 

『RiN』ハロルド作石(講談社)

熱い感情が伝播する!漫画家を目指す少年を描いた作品

『RiN』

あらすじ
伏見紀人(ふしみ・のりと)の学園生活は退屈そのもの。だが彼には「漫画家になる」という夢があった。やってきた夏休み渾身の一作を携えて憧れの「トーラス」編集部を訪れるも評価はボロボロ。落ち込む伏見だったが、夢にかける思いは衰えない。一方不思議な力を持つ少女・石堂凛(いしどう・りん)。彼女もまた自分の居場所を見つけようともがく日々を送っていた。伏見と凛、二人が出会うとき、壮絶な運命の扉が開く!!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/60000175/vol_no/001

ストーリー:★★★★★

画力   :★★★★★

ノウハウ :★★☆☆☆

おすすめポイント

2013年から2016年までのあいだ、月刊少年マガジン(講談社)にて連載されていた作品です。作者は、映画化やアニメ化もされた音楽漫画『BECK』を描いたハロルド作石さん。今作は、前作のような夢を探して模索している主人公ではなく、最初から夢に向かって突き進む主人公となっています。

物語の主人公は、漫画家を目指す男子高校生・伏見紀人。彼は多くの時間を漫画に割いており、夏休みに60ページの大作を完成させます。そしてそのネームを憧れの雑誌漫画「トーラス」の編集部へ持ち込んだ紀人ですが、結果は惨敗でした。それでも諦めず、心を新たに努力を重ねる紀人。そんな彼の運命は、1人の霊感少女・石堂凛との出会いによって大きく動き出すことになるのです。

この作品の1番の魅力は、漫画家を目指す人物たちの圧倒的な熱量。漫画家への道を突き進む彼らは、「自分には漫画しかない」という気概で向き合っています。そんな彼らが人生に悩みながらも、自己実現のためにペンを走らせ続ける姿に感動するのです。特に紀人は体が動かなくなる遺伝性の病気になる可能性を持っており、いつ漫画が描けなくなるかわからない状況で描いています。だからこそ目の前の漫画に全力を注ぐ紀人の姿勢が最高です。

また、女の子が可愛いのもハロルド作石さんの作品の特徴。紀人は、学校の美少女・本多明日菜や霊感少女・石堂凛たちと、縁がなさそうなのに何かしら関わりを持っています。そんな彼女たちとの関係性がどうなっていくのかもこの作品の見所です。

熱い感情が伝播する最高の作品なので、ぜひ読んでみてください!

📖 全14巻完結済み

 『RiN』を読む 

 

『アシさん』タアモ(小学館)

コメディタッチで描かれる漫画家アシスタントの日常

『アシさん』

あらすじ
浪川睦(なみかわむつみ)は、まんが家のたまご。いつかまんが家になりたいアシさん。彼氏と別れたり、徹夜が続いたり、後輩に抜かれたり、BLや同人誌の世界にふみこんだり・・・そんないろんなことがある毎日を頑張れるのは、やっぱりまんがを描くことが一番好きだから!「たいようのいえ」のタアモがおくる、笑えて、泣けて、元気が出る、ショートストーリー15編。
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/262218/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

2011年から2015年までのあいだ、月刊フラワーズ、増刊フラワーズ(小学館)にて連載されていたです。作者は『たいようのいえ』で講談社漫画賞を受賞しているタアモさんです。

物語の主人公は、漫画家デビューを目指してアシスタントとして働く浪川睦。そんな彼女が、アシスタント先の個性的な先生たちに揉まれながら成長していく物語です。

基本的に1話完結形式で描かれていて、内容はコメディタッチなものとなっています。サクサク読めてクスッと笑えるので、気軽に楽しめるのがこの作品の魅力の一つです。特に登場人物たちが個性的なのが特徴で、口の悪い先生やBL的なアドバイスしかできない先生、ゴスロリが趣味なアシスタントの先輩など、キャラの濃い人物ばかり。そんな彼らとのやりとりに思わず笑ってしまいます。

そんなコメディチックな作風の中でも、漫画家を目指して努力する睦の姿は丁寧に描かれていて。悩みながらも、一歩ずつ前に進んでいく姿が印象的です。

読みやすくて面白い万人におすすめできる漫画なので、ぜひ読んでみてください!

📖 全3巻完結済み

 『アシさん』を読む 

 

『マンけん。』加瀬大輝(小学館)

漫画に情熱を傾ける女子高生たちの青春が熱い!

『マンけん。』

あらすじ
熱く吼える女子高生マンガ家の青春一本道!才色兼備、運動神経も抜群!すべてが完璧少女の日笠倖、彼女の行く手を阻む者なし!と思いきや、入学仕立ての高校で隣席になったのは通称「デンパちゃん」ことマンガオタクの日仏ハーフ・豊崎アリス。なんともKYなアリス、ノートに稚拙なマンガを描いてはご機嫌なのだが、現役の覆面女子高生マンガ家である日笠には、そんな彼女の楽しそうな様子がどうにここうにも勘に障る。そんなある日、マンガ談義をしていたはずの男子が突然アリスをいじめはじめる。プライドをズタズタにされたアリス、挙げ句の果てには創作ノートを破られ……。と、そのとき、日笠倖の中の何かがはじけ、正義の鉄拳が!その後、アリスに懐かれた日笠が誘われたのは、こともあろうに漫研だった。しかもウルトラやばい先輩たちがいっぱーい!こんなことでは日笠のマンガ家生命はヤバくね?覆面マンガ家だってバレちゃわないか?正義あり、ギャグあり、友情あり!ほとばしる情熱のマンガ青春グラフィティ、ここに開幕!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/185705/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

2011年から2014年までのあいだ、月刊サンデーGX(小学館)にて連載されてい作品です。

物語の主人公は高校1年生の日笠倖(さち)。さちは運動神経抜群、眉目秀麗、学業も優秀という完璧な女子高生で、学校で憧れの的となっています。しかも彼女は、新人賞を受賞するほどの期待の漫画家。周囲には自信が漫画家であることを隠して学校生活を送っています。そんな彼女のクラスには、オタク丸出しでいつも漫画を描いている同級生・豊崎アリスが。アリスはその独特な言動と趣向から「でんぱちゃん」というあだ名をつけられ、同級生から避けれてしまっている始末です。ある日アリスがいつものように漫画を描いていると、性格の悪い同級生の男子がそれをクラスのみんなの前で読み上げバカにして破り捨ててしまいます。人が本気で創ったものを踏みにじる同級生の姿を見たさちは激昂し、その同級生を殴り飛ばすのです。その一件からアリスはさちに懐き、彼女を漫画研究部に誘います。ここから、さちの予期せぬ青春が始まっていくことになるのです。

登場人物たちは基本的に女の子ばかりで一見萌え漫画のように見えますが、侮ることなかれ。めちゃくちゃ熱い青春が繰り広げられていくのです。漫画を描くことに本気で向き合う登場人物たちの姿に胸を打たれます。

また、強烈なキャラクターたちに囲まれてさちが奮闘する展開もこの作品の見所。漫研のメンバーに振り回されるのが面白いです。

高校生たちの情熱に胸が熱くなる作品なので、ぜひ読んでみてください!

📖 全7巻完結済み

 『マンけん。』を読む 

 

『描かないマンガ家』えりちん(白泉社)

描かないことで自尊心を保つクズ主人公にハマる!

『描かないマンガ家』

あらすじ
進化し続ける漫画業界に新たなマンガ家が現れた。“描かないマンガ家”である!絶対にハズさないマンガ家・器根田刃(きねだ・やいば)先生のNEVERSTARTINGSTORY!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/182268/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★☆☆

おすすめポイント

2010年から2014年までのあいだヤングアニマル(白泉社)にて連載されていた、漫画家を題材としたギャグ漫画です。

物語の主人公は、漫画家を目指す渡部勇大(ペンネーム:器根田 刃)。彼は専門学校の漫画家養成コースに通う27歳の青年ですが、タイトルにもある通り「描かないマンガ家」なのです。カケラも才能がないのですが、自分の無能さから目を背けるために何かと理由をつけては描きません。ネームすら描いたことがなく、それなのに他人の作品にケチをつける毎日。そんな彼がどのように漫画と向き合っていくのかが描かれていきます。

主人公の渡部はとにかくクズ。他人が成功すれば批評し、自分が描けばもっと成功したと主張します。まあ、描かないんですが。笑 そんな無能なくせに尊大で偉そうな渡部ですが、なぜか周囲の人々を惹きつけます。彼の言葉が周囲の人々に影響を与えたり、女性にも好意を持たれたり。彼のテキトーな言動がなんでか他人を救ってしまう展開が面白いです。

また、適度に共感できてしまうのもこの作品のポイント。他人の成功を妬ましく思ったり、自信がないからやらないことで自尊心を保ったり、渡部と同じ感情を誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。クズな主人公なんだけど、どこか共感できてしまって憎めない。そんな愛らしい主人公となっています。

笑えて泣ける最高のギャグ漫画、オススメです!

📖 全7巻完結済み

 『描かないマンガ家』を読む 

 

『まんが道』藤子不二雄A(小学館)

漫画界の巨匠・藤子不二雄A先生の半自伝的漫画

『まんが道』

あらすじ
戦後漫画史の貴重な記録でもある、連載期間43年に渡った藤子不二雄A先生の自伝的作品。満賀道雄と才野茂。北陸で出会い、“漫画”に魅入られた2つの才能が、漫画家という夢に向かって共に歩んでいく長編ロマン。青春の悩みや歓びを丹念に描き、読んだ者誰もが引き込まれる日本漫画の金字塔。待望の第1巻!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/243892/vol_no/001

ストーリー:★★★★☆

画力   :★★★★☆

ノウハウ :★★★★☆

おすすめポイント

1970年から1972年まで週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載され、1977年から1982年には週刊少年キング(少年画報社)にて連載。この時点では未完のまま終了するも、その後藤子不二雄ランド(中央公論社)にて連載され、1995年から2013年まで続編『愛…しりそめし頃に…』が連載されました。流石の藤子不二雄A先生、連載の場所を移しながらも超長期での連載。1986年、1987年にはNHKにてドラマ化もされました。

主人公の満賀道雄のモデルは、藤子不二雄A先生自身。この作品は彼の半自伝的漫画となっています。道雄は転校先の学校で才野茂という少年と仲良くなりますが、こちらのモデルはもちろん藤子・F・不二雄先生。もちろん多少の脚色はされていますが、彼らの出会いから活躍に至るまでを知ることができます。

彼らが現在の立ち位置に至るまで、どのような考え方で作品を作り続けて来たのか。成功するまでどれだけの努力を重ねてきたのか。そんな彼らの姿がポップに描かれており、楽しく読みながら大きなパワーをもらえます。

漫画家を目指す人に関わらず、何かに挑戦している人全員にぜひ読んで欲しい作品です!

🏆 第18回手塚治虫文化賞 特別賞 受賞

📖 全25巻完結済み

 『まんが道』を読む 

 

 

おすすめ「漫画家まんが」厳選15作品・まとめ

さて、「漫画家まんが」のおすすめ作品をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

険しい漫画の世界だからこそ生まれる人間ドラマ、そして哲学を感じられる作品ばかりです。ぜひ気になった作品があったら読んでみて下さい!きっと今以上に漫画が好きになってしまうはず。

 

他の切り口から漫画を選びたい人に…

「漫画家まんが」の他にも、様々なジャンルで漫画を厳選して紹介しています。

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それでは素敵な漫画ライフを!

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