家の後継は長男!という風習、特に昔の社会ではよくある話でしたよね(今も…?)。
長男には何かとプレッシャーがかかるもの。ただし、そのぶん引き継ぐことのできる恩恵も多いものです。
逆に、末っ子の方になっていくと、役割も旨みも薄れていくような気がします。
そしてこの物語の主人公は、貧乏貴族の”八男”に転生した男。
八男って…いや、微妙…笑
というワケで、今回紹介する作品は「それはないでしょう!」と言いたくなるような状況から、主人公が自分の実力で成り上がっていく波瀾万丈冒険物語『八男って、それはないでしょう!』。
その基本情報や見所を徹底的に深掘りしていきます!
それでは早速『八男って、それはないでしょう!』を紹介していきましょう!
『八男って、それはないでしょう!』Y.A / 藤ちょこ(KADOKAWA) 基本情報
まずはじめに、『八男って、それはないでしょう!』の基本情報について見ていきます!
『八男って、それはないでしょう!』あらすじ
主人公の信吾は、ある日目覚めると異世界の貧乏貴族の八男ヴェンデリンに憑依していた。何の知識も権利も無い我が身の現実に絶望しながらも、恵まれた魔法の才能を突破口に独立を目指す。当面の目標は「脱ボッチ」!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/261962/vol_no/001
作者・Y.A さん/ 藤ちょこさんと作品について
この漫画は、Web小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2013年〜2017年までの約4年間連載された、Y.Aさんのオンライン小説が原作となっています。その後、同オンライン小説が2014年4月〜MFブックスにより書籍化されると、シリーズ累計発行部数は2020年5月時点で270万部以上の大ヒット。
このヒットをきっかけに漫画化し、キャラクター原案を藤ちょこさん、作画を楠本弘樹さんがそれぞれ担当されました。WEBコミック誌『ComicWalker』にて連載が始まると、漫画でもさらに人気を博し、遂にアニメ化が決定することに。
本作のアニメ版は、2020年4月〜放送されています。
『八男って、それはないでしょう!』の見所3選を徹底解説!
ではここから『八男って、それはないでしょう!』の見所を紹介します!
大きく3つ選んだので、それぞれ徹底的に解説していきますよ!
見所①:最悪の状況からスタート?!それでも前向きな主人公!
この物語の主人公は食品関係の会社に勤めるサラリーマン”一宮信吾”で、ある日突然異世界に転生されてしまいます。目が覚めると信吾は”ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター(ヴェル)”という少年に転生しており、バウマイスター家という貴族に生まれ変わります。
参照:https://www.excite.co.jp/news/article/Animeanime_46755/
貴族と知った信吾は、夢のような生活が待っていると期待に胸を膨らませます。
…しかし、待っていた現実はそんなに甘くはありませんでした。
バウマイスター家は貴族ではありますが、貴族とは名ばかりの「超貧乏貴族」だったのです!さらに追い討ちをかけるように、ヴェルは八男だということが判明します。貧乏貴族の八男なんて人生お先真っ暗だ…と落ち込むヴェルですが、自分に魔法の才能があるということに気がつきます。このままじゃダメだと思ったヴェルは、自身の魔法に磨きをかける日々を送ることに。
最悪の現実を突きつけられますが、それでもちゃんと前向きに生きていくヴェルの姿には感心せざるを得ませんね!
そんな日々を送るヴェルにある日出会いが訪れます。大賢者”アルフレッド・レインフォード(アル)”との出会いです。ある日、彼はヴェルの強大な魔力を感知し、ヴェルのもとへと現れたのです。
アルと出会ったヴェルは、彼から様々な魔法技術を学んでいきますが、アルの体に異変が…。実は、アルはもう死んでいて、やり残した事があるために現世に魂として残っていたというのです!アルのやり残したこと…それは自分と同じレベルの後継者を育てる事。
参照:https://twitter.com/manga_nico/status/975295748429438978?lang=cs
ヴェルはめきめきと力をつけますが、それが意味する事は、アルとの別れ。ヴェルは必死にアルを助けようとしますが、運命には逆らえず、辛い別れをする事に。それでもヴェルはアルのためにも強くなる事を約束し、そこから彼の冒険は始まるのです。
悲しい現実をちゃんと受け止め、前を向き精進するヴェルの姿に感動してしまいますよね。何より、異世界に転生したことを受け入れ、この世界で生きてゆくことを決意したヴェルの覚悟に胸を打たれます!
見所②:貴族の生活の描写がリアルでヤバい!
漫画や物語において、貴族はいわばサブキャラクターになる事が多いかと思います。ですが、この漫画では貴族自体が題材となっており、基本的に登場人物のほとんどが貴族!さらに、貴族の生活が詳細に描かれている点も特徴的です。
貴族の華々しい世界はもちろん、今までは描かれることの無かった貴族なりの苦労や責任など、貴族の「闇」の部分もしっかりと描かれており、決して夢物語だけでは終わらないのが好印象。
貴族同士の対立に巻き込まれたり、妬みや恨みを買ってしまったり等、貴族生活に翻弄されるヴェルの姿も見逃せません!果たしてヴェルの目紛しく変化する貴族ライフは、一体どうなってしまうのか…!注目ポイントです。
見所③:主人公を支える愉快な仲間たち!
成長したヴェルは、魔法を駆使して冒険に出るのですが、その途中で出会う登場人物達が非常にユーモラスで、見所の1つと言えるでしょう。今回は、その中でも特に個性的な仲間たちを紹介していきたいと思います!
まずは”エリーゼ”。
参照:https://animeanime.jp/article/2019/09/05/48145.html
ホーエンハイム卿の孫娘で、聖の治癒魔法を得意としています。
金髪ロングヘアーが特徴的で、主人公・ヴェルの婚約者となる重要なヒロインです。
魔法のみならず料理や裁縫も得意とする完璧な女の子で、貴族事情に疎いヴェルをしっかり支える良き妻です。
続いては”イーナ”。
参照:https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=6587
ブライヒレーダー辺境伯家の槍術指南役であり、槍の使い手。
ヴェルと同い年で、冒険者予備校に特待生として入学します。
狩りの初日に失態を犯し、ピンチに陥っていたところをヴェルが救った事により、ヴェルのパーティーメンバーになります。
真面目な性格で読書家でもあり、物語の中では度々、常識や基礎知識などを教える役目を担っています。
次は”ルイーゼ”。
参照:https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=6587
ブライヒレーダー辺境伯の拳法師範で、魔力を用いた拳法術”魔闘流”を得意としています。
イーナの幼なじみで、彼女と共に冒険者予備校の特待生として入学し、コンビを組みます。
魔闘流の使い手としては一級ですが、他者に教える才能は皆無。
身長が小さく、ショートカットの青い髪が特徴的です。
最後は”ヴィルマ”。
参照:http://hachinan-anime.com/character/
エドガー軍務卿の義娘で、斧の使い手です。
”英雄症候群”と呼ばれる珍しい体質を持っており、魔力で筋細胞を強化し戦うのですが、代償としてカロリーをかなり消費してしまうので、常にお腹をすかせています。
食にどん欲な怪力斧使い少女が、このヴィルマです。
以上、主要な登場人物たちの紹介でした。
これらの個性的な登場人物により、貴族になったヴェルの異世界冒険が華やかに彩られていきます。登場人物たちのテンポの良い掛け合いにも注目して、読んでみてください!
『八男って、それはないでしょう!』まとめ
参照:https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000009010000_68/body
さてここまで『八男って、それはないでしょう!』を紹介してきましたが、興味が湧いてきたでしょうか?
もちろん戦闘シーンも面白いですが、この漫画の魅力は貴族生活の描写だと思います!異世界漫画特有のド派手な場面もあれば、貴族の繊細な悩みや不安、責務を果たさなければならないというプレッシャーなど普段では知る事のできない描写も見逃せません!
主人公ヴェルのチート級の強さもあったりと、盛りだくさんの内容になってます!
気になった方は是非一読してみてください!
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