僕が元書店員(電子書店)ということもあり、漫画や電子書籍の情報をたびたびご紹介してきたこのブログですが、一旦原点に戻ってみたいと思います。
というのも、電子書籍について「こういうカテゴリーに分かれていて」という前提をスルーしたまま話を進めてしまっているかも!と思い立ったからです。
実は「電子書籍」には、電子書店や無料アプリや…様々なカテゴリーがあるんです。
今回は電子書籍のカテゴリーについて、前提の話をしていきます!
電子書籍を分類するカテゴリー
電子書籍は、ウェブやアプリ、リーダーなど様々なジャンルに分かれています。
大きく分類したとしても、以下の6つのカテゴリーに分かれます。
- 電子書籍ストア(ウェブ)
- 電子書籍リーダー(アプリ)
- 電子書籍リーダー(端末)
- 無料漫画アプリ(アプリ)
- 素人投稿型サービス(ウェブ/アプリ)
- 書籍情報メディア(ウェブ/アプリ)
それぞれに目的や特徴が異なるので、1つ1つ解説していきます!
カテゴリー①:電子書籍ストア(ウェブ)
まずは、一番イメージしやすいであろう「電子書籍ストア」です。
こちらは、実際に本を売っているウェブ書店。
自分の欲しい本を「買う」ことが目的の場所です。
漫画を中心に品揃えをしている電子書籍ストアから、実用書など取り揃えているストアまで、書店ごとの特徴は様々。
その中でも有名な電子書籍ストアをPICK UPしてみます。
- Kindle
- 楽天kobo
- ebookjapan
- BookLive!
- Renta!
- コミックシーモア
自分がよく読むジャンルの本が置いてある書店を選んでみて下さい。
これらの主要な電子書籍ストアを各項目ごとに比較した記事はこちら
ぜひ参考にしてみて下さいね!
カテゴリー②:電子書籍リーダー(アプリ)
次に割と①と混同しやすいのが「電子書籍リーダー(アプリ)」です。
これは、①の電子書籍ストアで買った本を読む時に使うアプリ。
「読む」ことが目的のアプリです。
①で紹介した電子書籍ストアごとに、それぞれの「リーダーアプリ」を持っています。
この「リーダーアプリ」をインストールして、電子書籍ストアのアカウントでログインして、買った本を連携して使います。
例えば、BookLive!の電子書籍ストアで買った本は、BookLive!のリーダーアプリで読むことができます。
つまり、①「電子書籍ストア」と、②「電子書籍リーダー(アプリ)」はセットです。
ウェブだけでも読めることには読めますが、快適に読めるのはこのリーダーアプリ。
このリーダーアプリの使いやすさも、電子書籍ストアを選ぶ上でのポイントかもしれません。
カテゴリー③:電子書籍リーダー(端末)
また、②の「電子書籍リーダー(アプリ)」とさらにごっちゃになってしまうのが「電子書籍リーダー(端末)」です。
電子書籍ストアで買った本を、読みやすい端末で読むもの。
「読む」ことが目的であることは②のアプリと同じですが、こちらは特定の書店専門の端末のことを指します。
専用端末がある電子書籍ストアとして有名なのは、
- Kindle
- 楽天kobo
です。
それぞれ、電子書店と対応した端末を販売しており、読みやすさを追求しています。
アプリでも読めるのに、専用端末を買うメリットとしては
- 字の大きさが調節できる
- 目が疲れない
- 気になった箇所にマーカーを引ける
- 端末で購入まで出来るものもある
- 防水の端末はお風呂でも読める
などなど。
漫画だけでなく、小説も電子書籍でガッツリと読む人には、専用端末での読書がおすすめです。
カテゴリー④:無料漫画アプリ(アプリ)
こちらは、②で挙げた電子書店のリーダーアプリとは異なり、「無料」で漫画を読む人のためのアプリです。
主に若者に人気があり、無料漫画アプリを複数インストールして、いろんな漫画を日常的に読んでいる人が多い印象です。
漫画を「無料」で「読む」ことが目的のアプリとなります。
近年はこちらが電子書籍の主流になりつつありますよね。
TV-CMなどでも見かけるようになりました。
さらに大手出版社が自社の無料アプリをリリースするまで、需要が伸びています。
- ピッコマ
- マンガワン
- 少年ジャンプ+
- LINEマンガ
- GANMA!…etc
読める作品数やジャンル、それぞれのポイント制度など、アプリによって特徴は異なります。
自分が読みたい漫画が無料であるかどうかで、インストールするかどうか決めてみてはいかがでしょうか。
カテゴリー⑤:素人投稿型サービス(ウェブ/アプリ)
そして忘れてはいけないのが「素人投稿型サービス」です(※基本的にウェブとアプリの両方がある)
上で紹介した電子書籍サービスとはまた性格が異なります。
「投稿する」「投稿されたものを読む」というSNS的な使い方が目的です。
自分の作品を誰かに読んでもらいたい人や、同人誌などのカルチャーが好きな人におすすめのサービス。
この投稿からファンがついて、デビューする漫画家さんも最近は増えてきました。
素人とはいえ、才能豊かな人がたくさんいるため、注目されている媒体の一つです。
- pixivコミック
- LINEマンガインディーズ
- comico
- 少年ジャンプルーキー
- マンガボックスインディーズ…etc
漫画を描いているという方は、一度投稿してみるのもありかもしれません。
カテゴリー⑥:書籍情報メディア(ウェブ/アプリ)
最後に紹介するのは、電子書籍の情報を集めたメディア型サービス。
漫画好きたちが運営する漫画好きのためのサービスです。
漫画を「知る」「出会う」ことが目的となります。
もちろん漫画を買って読んだり投稿したりはできないですが、自分が知らなかった漫画を知って読む機会に繋がります。
それぞれの切り口でおすすめの漫画やレビューを教えてくれるので、新たな漫画の趣味の開拓に使えますよ。
- マンバ
- コミックスペース
- ビベーラ
- アル
各サービスごとに性格があるので、漫画好きの人は全てチェックすることをおすすめします!
電子書籍を分類するカテゴリーまとめ
さて、前提に立ち返って電子書籍をカテゴリーごとに分類してみました。
一概に「電子書籍」と言っても、これらのカテゴリーによってその意味は大きく違います。
自分が利用している電子書籍サービス以外にも、電子書籍にはいろんな楽しみ方があると思うと、世界が広がりますよ!
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