【漫画レビュー】『恋は雨上がりのように』|年の差28歳!女子高生×中年おじさんの青春を描く!

『恋は雨上がりのように』看板

「女子高生」「青春」「片思い」。

こんなワードを聞くと、爽やかで甘酸っぱい、あの頃のトキメキを思い出しますよね。
それがおじさんというものですから。

あの頃にもう一度戻りたい!
そう思う方もたくさんいるのではないでしょうか?

そんな皆様に届けたい漫画・それが『恋は雨上がりのように』

この作品、ヒロインの女子高生の片思いの相手は、なんと45歳バツイチの冴えないおじさんなんです。

今回は、そんな全おじさん待望の青春漫画『恋は雨上がりのように』の魅力に迫っていきます!

 

『恋は雨上がりのように』眉月じゅん(小学館)基本情報

まずは『恋は雨上がりのように』の基本情報について説明していきます!

 

『恋は雨上がりのように』あらすじ

橘あきら。17歳。高校2年生。感情表現が少ないクールな彼女が、胸に秘めし恋。その相手はバイト先のファミレス店長。ちょっと寝ぐせがついてて、たまにチャックが開いてて、後頭部には10円ハゲのあるそんな冴えないおじさん。青春の交差点で立ち止まったままの彼女と、人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなす、恋と青春の物語。
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/306534/vol_no/001

 『恋は雨上がりのように』を読む 

主人公の女子高生・橘あきらは風見沢高校陸上部のエースとして期待されていました。

しかし、練習中の怪我によってその道が閉ざされてしまいます。

接骨院の帰り道、途方にくれていた彼女が雨宿りに立ち寄ったファミレス『ガーデン』

そこで出会った店長・近藤正巳世の些細なやりとりが彼女を励まします。

その時からあきらは店長へ密かに恋心を抱くようにります。

そしてアルバイトとして『ガーデン』で働くことになった彼女の思いは、次第に大きくなってゆき…。

 

作者・眉月じゅん氏について

眉月じゅん氏は神奈川県横浜市出身の女性漫画家です。

2008年『別冊コーラスspring』(集英社)にて『さよならデイジー』で商業誌デビューを果たします。

その後は多くの読み切り作品を発表し、2014年に『月刊!スピリッツ』(小学館)にて『恋は雨上がりのように』の連載をスタートし、2016年に『ビッグコミックスピリッツ』に移籍します。同作品は2018年よりアニメ化もされました。

現在も『週刊ヤングジャンプ」にて恋愛漫画『九龍ジェネリックロマンス』を連載中です。

 

漫画賞の受賞歴

『恋は雨上がりのように』は以下の漫画賞を受賞しています。

  • 集英社主催 第1回金のティアラ大賞銅賞(『さよならデイジー』にて)受賞。
  • 小学館主催 第63回『小学館漫画賞』一般向け部門(『恋は雨上がりのように』にて)受賞。

『小学館漫画大賞』は歴代の受賞作を見てもヒット作品ばかりで、これによって「恋雨」の人気が加速したと言っても良さそうですね!

 

『恋は雨上がりのように』の3つの魅力に迫る!

ここまで基本情報をご紹介してきましたが、ここからは『恋は雨上がりのように』の魅力に迫っていきます!

主に3つの観点から紹介していきます!

 

魅力①:「女子高生×おじさん」新しい青春の形!

物語のヒロインは17歳の女子高生・橘あきら。
クールで感情表現に乏しく、周囲から誤解されがちですがですが、根はとても優しい女の子です。
そんな彼女が恋してしまうのが、45歳の冴えないファミレス店長・近藤(以下店長)

これで青春成り立つの?と思うかもしれませんが、この組み合わせが逆にいいんです!

あきらの真っ直ぐで、ピュアすぎる恋心もさることながら、店長も店長で不器用なんです。
おじさんだから鈍感なんですね(笑)

よくあるかっこいいセリフだったり、仕草だったりは本当に皆無なのですが、それでもトキメキがあるって新しい青春の形だなと思いました!
そんな2人のぎこちないやりとりを見ていると初々しくて終始にやけが止まりません。

『恋は雨上がりのように』コマ1
参照:https://tsutaya.tsite.jp/news/book/38437694/

とは言っても、「女子高生×おじさん」って一歩間違えれば法に触れてしまいそうな組み合わせですよね。

『恋は雨上がりのように』コマ2
参照:https://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784091868688

そう思った皆様心配無用です!

店長は大人として、あきらの純粋な気持ちにしっかりと向き合っていきます。

その誠実な姿に、ダサかった店長も少しづつかっこよく見えてきてしまうんだとか…

『恋は雨上がりのように』コマ3
参照:https://anabre.net/archives/koiame-k84549.html

「女子高生×おじさん」なのに青春ど真ん中みたいなこの作品。

読み進めるうちにピュアな2人に惹きつけられること間違いなしです!

 

魅力②:繊細な心情の移り変わりが空模様に

この作品では『恋は雨上がりのように』というタイトルからもわかるように、雨や傘が重要なモチーフとして登場します。

空模様は、作品を通して移ろいゆくあきらの繊細な心情を表しており、その描写はまるで文学作品を嗜んでいるかのような気持ちになるほど美しいものです。
普段は雨を毛嫌いしてしまう皆さんも、この時ばかりはその魅力に気づいてしまうのではないでしょうか。

そういえばあきらが店長と出会ったのも雨宿りがきっかけなんですよね。

『恋は雨上がりのように』コマ4
参照:https://books.rakuten.co.jp/e-book/article/published/5ad4519f3d04824b1549c074.html

これは雨やどり中のあきらにコーヒー差し出す店長。

これ以外にも美しい「雨」にまつわる描写まだまだあるんです。
その時々のあきらと店長の気持ちや、やりとりに注目してみていくと面白いですよ!

 

魅力③:あきらと店長、それぞれの挫折と成長

今まで散々トキメキとか恋心とかについて熱弁してきたワケですが、実はこの漫画、恋愛がメインテーマではないんです。

もちろん2人の恋愛を軸に話が進みますが、それはあくまであきらと店長、それぞれが挫折を乗り越え、成長する上でのきっかけなのです。
この恋愛がメインではないというのも「女子高生×おじさん」の青春がピュアに感じられる一つの要因かもしれませんね!
いたって健全な青春です(笑)

あきらは強豪風見沢高校陸上部の短距離走のエースとして1年生の頃から活躍し、将来を期待されていました。
しかし、練習中にアキレス腱を断裂し、その道が絶たれてしまいます。
小さい頃から走ることが大好きだったあきらにとって、それは本当に辛い出来事だったのです。

『恋は雨上がりのように』コマ5
参照:https://ameblo.jp/armsling/entry-11959021687.html

部活に顔を出さなくなくなったあきらは、中学時代からの親友で陸上仲間のはるかとも疎遠になり、他の部員ともギクシャク。
怪我はあきらを陸上から遠ざけるだけでなく、人生を暗い世界へとおとしめていきます。

そんな時彼女の心の支えとなったのが、店長でした。

一度は陸上を諦めていたあきらですが、店長との恋愛を通して徐々に自分と向き合うようになっていき、挫折を乗り越えようとしていきます。

『恋は雨上がりのように』コマ6
参照:https://yamakamu.net/kohaiame

一方、店長にも夢があり、それは小説家として成功することでした。
大学時代の同期、九条ちひろが100万部のベストセラー作家にまで上り詰める中、自分はファミレスの店長をしながら、執筆を続けている身である。
歳をとるにつれ、そのペースも落ちてゆき、現実を突きつけられます。

こちらもまた人生に活気がなくなっている頃、あきらと出会います。

その出会いから、若い彼女の恋心と真剣に向き合うことで、自分も若い頃の気持ちを思い出し、前向きになっいきます。

『恋は雨上がりのように』コマ7
参照:https://media.comicspace.jp/archives/3114

こうして2人は恋愛を通して、互いに励まし合い、自分の人生を見つめ直すようになり、それぞれの挫折を乗り越えてゆくのです。

悩みながらも成長してゆく2人。ここでもまた青春を感じてしまいます!

 

『恋は雨上がりのように』まとめ

『恋は雨上がりのように』看板
参照:https://dokusho-ojikan.jp/serial/detail/t49122

ここまで『恋は雨上がりのように』を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

女子高生と中年おじさんという怪しい組み合わせですが、読んだ皆さんは青春を感じずにはいられないでしょう!

若いころを懐かしみたいおじさんだけでなく、最近心が雨模様の皆さんも何か励みになるのではないでしょうか!

気になった方は是非読んでみてください!

 『恋は雨上がりのように』を読む 

 

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