飯テロギャグ漫画『姫様“拷問”の時間です』|拷問という名の飯テロに姫様は耐えられるのか…!?

『姫様“拷問”の時間です』バナー

満員電車・SNS・上司などなど、日々の生活の中にストレスが溜まる原因が多く潜んでいる現代社会。そんな時代の中で生きていると、「あー、今は何も考えたくない」っていう時、ありますよね。そんな方には簡単に手に入る処方箋として、ギャグ漫画をオススメします。くだらないギャグ漫画を読めば、深刻なこともバカバカしくなってしまいます。悩みや憂鬱な気分は、笑って吹き飛ばしてしまいましょう!!

今回はそんなギャグ漫画の中から『姫様“拷問”の時間です』をピックアップしてみました!

 

まずその前に、全ジャンルから厳選したオススメ漫画を探したい人はこちら👇
 
※本作『姫様“拷問”の時間です』も紹介されています!

 

それでは本題、飯テロギャグ漫画『姫様“拷問”の時間です』のおすすめポイントを紹介していきます!

 

ギャグ漫画『姫様“拷問”の時間です』春原ロビンソン / ひらけい(集英社) 基本情報

まずは『姫様“拷問”の時間です』の基本的な情報について説明していきます!

新進気鋭のWEB漫画、あらすじだけでなく作者についてなど事前に知っておきたいですよね。

 

漫画『姫様“拷問”の時間です』あらすじ

『姫様“拷問”の時間です』サムネイル

あらすじ
国王軍と魔王軍が衝突を始め幾年月。王女にして国王軍第三騎士団“騎士団長”の姫は、魔王軍により囚われの身となっていた! やがて、姫に待ち受けるのは斜め上の拷問の数々で――!? 最も残酷な拷問の時間が今、始まる!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/636091/vol_no/001

 『姫様“拷問”の時間です』を読む 

本作は集英社のWEB媒体『少年ジャンプ+』にて2019年4月より連載が開始された、いわゆる「WEB発」の漫画です。

タイトルだけ見ると気を張ってしまいそうな作品に見えますが、中身はれっきとしたギャグ漫画。魔王軍に捕まってしまった姫様がひたすら拷問されている様を描いており、非常にシンプルな構成の作品です。

毒が多めなギャグ漫画が流行っていた昨今において、癒しを与えた上で笑いを提供する「新しいタイプのギャグ漫画」として評価されています。コンセプトが明快でただただ楽しく馬鹿馬鹿しい、ギャグ漫画の鑑のような作品です。

 

作者:春原ロビンソン氏とひらけい氏について

『姫様“拷問”の時間です』の作者は原作:春原ロビンソン氏、漫画:ひらけい氏となっています。

春原ロビンソン氏
参照:https://senyu.fandom.com/wiki/Haruhara_Robinson

原作者の春原ロビンソン氏は男性の漫画家で、元々アニメ制作会社に勤務されていたそうです。しかし、激務による過労で体調を崩してしまい退社されたそうです。

その後、2010年にニコニコ動画のニコニコ漫画(ニワンゴ)にて『戦勇。』が連載され漫画家としてデビュー。デビュー以前からニコニコ動画で紙芝居風動画を投稿し、高い評価を得ていたそうです。

『戦勇。』は2012年には商業誌版がジャンプスクエア(集英社)で連載されたり、紙媒体用に春原氏が全コマ書き直したものが水曜日のシリウス(講談社)で連載されたりもしました。アニメ化も第二期まで制作されるなど、かなり高い人気を誇っています。現在も続編『戦勇F5』がニコニコ漫画にて連載中です。

2018年からは『佐伯さんは眠っている』の原作を担当したり、2019年からは少年ジャンプ+(集英社)で連載中の当作品『姫様“拷問”の時間です』の原作を担当したりするなど漫画家だけでなく原作者としても活躍されています。

 

ひらけい氏
参照:https://twitter.com/hirakeidayoo

作画を担当しているひらけい氏は、26才のときに小田島平計名義でガリョキンPro(週刊少年ジャンプ主催の作画担当の志望者を募集する部門別漫画賞)に応募し、ラブコメ部門努力賞を受賞されています。

2016年には附田祐斗氏原作の『青の列島 札幌・九月』で作画担当としてジャンプGIGA(集英社)にて短期集中連載。

その後も、少年ジャンプ+で『国家製造計画』(原作:矢萩隼人)、『小春日和』(矢萩隼人)、『シンマイ新田イズム』(原作:上野祥吾)などで作画を担当。現在連載中の当作品『姫様“拷問”の時間です』でも作画を務めるなど、作画担当として活躍されています。

ガリョキンProの講評では、『ヒカルの碁』や『DEATH NOTE』、『バクマン。』などの作画を担当したことで知られる小畑健氏から、完成度・キャラ・キャラの動きや仕草を高く評価されているなど、実力派の漫画家です!

 

漫画賞の受賞歴

本作『姫様“拷問”の時間です』は、『次にくるマンガ大賞2020 Webマンガ部門』で第2を獲得しています!

4768作品ものエントリーの中からトップ20に選出され、さらにその中から38,070ポイントを獲得し、堂々の第2位に選ばれました。ちなみにWEB漫画部門の同年1位は『僕の心のヤバイやつ』記事はこちら。どちらも大人気漫画であり、注目度の高さが伺えますよね。

この『次にくるマンガ大賞2020』とは、2014年に創設された次世代漫画賞の筆頭です。ダ・ヴィンチとニコニコによって立ち上げられた同賞ですが、その最大の特徴は「ユーザー参加型」の賞であること。ユーザーが「次に来る!」と思った漫画をエントリーに応募し、その作品群の中から投票で人気の高い作品を選出するスタイルです。
参考:次にくるマンガ大賞2020(歴代受賞作)

ただ、「次にくるマンガ大賞」と言うネーミングではありますが、近年ノミネートされる作品は皆「すでにきている」ものが多いと指摘もあったりして…。笑

本作『姫様“拷問”の時間です』以外にも、漫画賞にノミネートされている作品はたくさんあり、それらを漫画賞の概要とともに紹介している記事はこちらなので、ぜひ参考にしてみて下さい👇

トロフィーのイメージ

漫画賞歴代受賞作品を一挙に大公開!話題作から売れている作品まで紹介します!

2021年12月6日
>> 漫画賞歴代受賞作品を一挙に大公開!話題作から売れている作品まで紹介します!

 

それでは、いよいよ記事の本編に入ります!

 

漫画『姫様“拷問”の時間です』のおすすめポイント3つを徹底解説!

ここからは『姫様“拷問”の時間です』のおすすめポイントを、大きく3つに分けて解説していきます!

新感覚の「飯テロ」×「ギャグ」とは一体どんな漫画なのか…その魅力に迫っていきますよ!

 

おすすめポイント①:拷問の正体は飯テロ

魔王軍に囚われた姫様が、魔王軍最高位拷問官であるトーチャー・トルチュールに拷問されるというストーリー。

タイトルには拷問とありますが、その拷問の正体は飯テロです(例外もあります)。

『姫様“拷問”の時間です』拷問の正体は?
参照:https://ameblo.jp/imomochi895/entry-12576851529.html

姫様の前で美味しそうなトーストを取り出すトーチャー。

『姫様“拷問”の時間です』美味しそうな顔の姫様
参照:https://ameblo.jp/imomochi895/entry-12576851529.html

そして、姫様の前でこれみよがしに平らげるのです。

出てくる食べ物はトーストやカップ焼きそばなどで、大して特別なものではありません。

それでもこの監禁されているという状況、そしてこのトーチャーの美味しそうな食べ方のせいでものすごく食欲を刺激してくるんですよ。

夜中に読むのは気をつけた方がいいかも知れません。笑

『姫様“拷問”の時間です』発狂する姫様
参照:https://yuzu-no-soukutsu.com/comic-himesama-goumon-no-jikan-desu/

これには姫様もたまらず屈してしまい、魔王軍に有利な情報を吐いてしまいます。

『姫様“拷問”の時間です』情報を吐き出す姫様
参照:https://yuzu-no-soukutsu.com/comic-himesama-goumon-no-jikan-desu/

 

しかも何が良いって、情報を話したからひとつだけでもトーストをくれと懇願する姫様に対して、

『姫様“拷問”の時間です』食べる姫様
参照:https://www.shachikudayo.com/entry/2020/02/19/goumon

情報はもらったからひとつと言わずパーティーだ、と。

流石に寛大すぎです。

この誰も不幸にならないような、ゆるっとした雰囲気が魅力的。

 

おすすめポイント②:すぐ屈してしまう意志の弱すぎる姫様

拷問として飯テロや楽しい遊びに絆されてしまう姫様ですが、毎度毎度すぐ屈してしまうんです。騎士団長としての誇りはどこへやら。。。

もはや王国軍の機密情報を吐くことが姫様のアイデンティティみたいになっています。笑

『姫様“拷問”の時間です』機密情報を簡単に吐く姫様
参照:https://mycomics.jp/himegoumon23/

トーチャーの食事シーンから姫様が諦めるまで、早すぎです。笑

抵抗する意志が感じられません。

読んでる側としても、「ま、いつものことだよね」と当然のことのように受け入れてしまいます。笑それでいいのか、姫様!

『姫様“拷問”の時間です』魔王軍に寝返ろうとする姫様
参照:https://www.shachikudayo.com/entry/2020/02/19/goumon

注射がイヤすぎて、魔王軍に寝返ろうとする始末です。

もはや人類のことなどどうでも良いのかも知れません。笑

決してくっころ精神を持つ気高き騎士などではなく、我が身が一番である姫様。

まあ一国の王女と考えれば、妥当かもしれませんが。笑

 

おすすめポイント③:毎度毎度オチの魔王様が面白い

毎回拷問によって姫様から情報を手に入れる魔王軍。入ってきた情報は魔王軍のトップである魔王様に毎回必ず伝えられます。この魔王様のオチが面白いんです。

『姫様“拷問”の時間です』魔王様
参照:https://www.shachikudayo.com/entry/2020/02/19/goumon

警備が手薄なタイミングって、かなり重要な情報ですよね。でも、どんな情報でも意味のあるものになるかどうかは魔王様次第。魔王様にとってリアルタイムで見るアニメの方が重要ならば、その情報には価値はないのです。魔王軍が拷問し、姫様が情報を話し、魔王様に伝える、というのがこの作品の基本の形。

基本的にこのスタイルを崩さないので、毎回このポンコツ魔王で終わるのです。この魔王様による妙にリアルなオチがこの作品の面白さを引き立てています。

『姫様“拷問”の時間です』魔王様②
参照:https://yamaneko7777.hatenablog.com/

しかもこの魔王様、すげーいい奴なんです。

姫様がトーチャーのために情報を吐いたと知った魔王様は、「人の優しさを利用しちゃいけない」と。

いやそうなんだけど、そうなんだけど、、、

戦争してるっていう自覚あるのだろうか。。。笑

このお茶目な魔王様、最高です。

 

 

漫画『姫様“拷問”の時間です』おすすめポイント解説!まとめ

『姫様“拷問”の時間です』バナー
参照:https://note.com/bashibashichan/n/n6692842d4ba8

ここまで『姫様“拷問”の時間です』の特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

美味しそうなご飯、それにすぐ屈してしまう姫様、そして茶目っ気たっぷりな魔王様など、たくさんの魅力が詰まったこの作品。拷問なのに、みんな幸せそうな顔してるだから不思議です。

毒がなく、癒しと笑いを同時にもたらしてくれる新時代のギャグ漫画『姫様“拷問”の時間です』、読んでみたいという方は是非手にとってみてください!

きっと、日々の疲れを吹き飛ばしてくれますよ!

 『姫様“拷問”の時間です』を読む 

 

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それでは素敵な漫画ライフを!

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