『ショーン・オブ・ザ・デッド』
2004年にイギリスで製作されたホラー映画。監督はエドガー・ライト。
イギリスでヒットしたが、日本では未公開。
ゾンビ映画の金字塔『ゾンビ』(原題: Dawn of the Dead)をパロディにした作品。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』あらすじ

参照:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00W1EOC9S/nazotyunonazo-22/
舞台は英国紳士の街、ロンドン。
この物語の主人公は、そんな気品溢れるロンドンのイメージとは程遠く、冴えない男ショーン。
ある日ショーンはその無気力でだらしのない態度がゆえに、ガールフレンドのリズから振られてしまいます。
意気消沈のショーンは、居候のエドとともに酒に酔い潰れるのですが、
なんと翌日起きてみると街中がゾンビであふれかえっているのです!
ショーンは、ゾンビから母親とリズを助け出すため、エドと共に街へと繰り出して…
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のジャンルとは??
参照:サイモンペッグに外れなし!! ホラー映画を逆手に取った爆笑ホラーコメディ 「ショーン・オブ・ザ・デッド」批評 – Machinakaの日記
その名も「ホラー×コメディー」。
正直、こんな面白いジャンルがあるのかと思いました。
僕はもともとホラー映画が超苦手なのですが、
(そういう人多いと思います)
これは逆に笑っちゃう位、いけましたね。
ホラーとコメディーって意外と相性抜群なんだなと。
それは多分、ホラーのあの緊張感というか、迫り来る恐怖がある分、
それをスカされた時の裏切り(ギャップ)が大きいからなのではないかなと思いました。
この作品を機に、「ホラー×コメディー」のジャンルで堀っていきたいなと。
具体的には『ロンドンゾンビ紀行』『チキン・オブ・ザ・デッド』も見るべきかな。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のココが面白い!
①街の異変にギリギリまで気づかないショーン
主人公ショーンは、いつものように家電量販店で働き、居候のエドとともにお気に入りのパブで呑み明かします。
が、その道中やすぐ周辺には、すでにゾンビ化してしまった人々が徘徊しているし、
それに混乱するメディアの報道が日々流れ続けています。
このゾンビ化の魔の手にぜんっぜん気づかないんですよ、奴ら。
ニアミスしまくりで、そのもどかしさったらないんですわ。
「今そこにおったやん!!」
「なんでそのタイミングでチャンネル変える~~」
とツッコミどころ満載です。
参照:映画で世界旅行 ~イギリス編~:I LOOOOOVE MOVIE
②ゾンビの真似をして、ピンチを切り抜ける!
ゾンビから逃れるために街を歩き回るショーンとその一行ですが、
ついに民家の庭先で周りをゾンビに囲まれてしまいます。
窮地に陥った彼らでしたが、ここでめちゃくちゃ馬鹿な切り抜け方を思いつくのです。
それが「ゾンビの振りをしてゾンビに紛れる」という。笑
これめちゃくちゃ面白いシーン。
絶対無理あるのに、成功するんかいっていうね。
③絶妙なタイミングでやってくる、「感動シーン」!
この映画、ただホラーでコメディーなだけではありません。
ハートフルでエモーショナルな場面も所々あったりするんです。
いわば、「ホラー×コメディー×ハートフル映画」。
例えば、主人公ショーンと、その義理の父親との関係性だったり、
母親との別れだったり、
親友や恋人との衝突だったり。
その随所でショーンの本心や人との結びつきの強さを感じ、グッときちゃいます。
ただ、どの状況で感動シーン持ってきてるんだ、っていうくらいシチュエーションがシュールなので、
そこでまた笑ってしまいます。
なんだこれ。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』主役ショーンを演じたサイモンペグってどんな人物?
サイモン・ペグ 1970年2月14日
イギリスのコメディアン・俳優・脚本家。
コメディを中心にマルチに活躍している役者さんのようです!
日本で言うところの「劇団ひとり」や「ラーメンズ片桐仁」でしょうか?
脚本も書けちゃうところがまたスゴイ才能ですよね。
またなんといっても、その独特の顔つきが良いですよね。味があるなぁ。
出演作は、
『スペースド』
『ミッション・インポッシブル』
『スター・トレック』
などなど。
この『ショーン・オブ・ザ・デッド』は、
『スペースド』の監督エドガー・ライトと、本作で居候のエド役を演じた『ニック・フロスト』と3人で製作した作品とのこと。
それが大ヒットして一躍有名になっています。
プライベートでは、2005年に結婚し、2009年7月に第一子となる女の子が生まれています。
マルチな活躍を見せるイギリスのコメディアン「サイモン・ペグ」に今後も要注目です!
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