お前は笑うな。

巷の書店員が、日常の「憂さ」を本(漫画・小説)や映画などのエンタメで発散するブログ。

村上春樹のオススメ小説TOP5!(独断と偏見と自己満足)

 

日本が誇る世界的小説家、村上春樹の小説を独断と偏見と自己満足でTOP5に並べ立ててみました。

 

おそらく、

なんとなく敷居が高いので読んだことがない方、

有名すぎて逆に読んだことがない方、(「逆に」ってなんだ)

多いのではないでしょうか。

 

やれやれ。いささか不憫である。

 

人生損しているので、まず読んでみてください。

 

抽象的で難解な物語も多いことには多いのですが、

物語やその真意をたとえ掴めなくとも、

綴られている文章のリズム感独特の比喩味わい深いセリフ

それだけで酔えるので、

文学がわかったような気分に浸れるので、

僕はそれでも全然いいと思います。(現に、僕がそうなので。)

 

 

 

村上春樹とは

 

村上春樹(1949年1月12日)

日本の小説家であり、アメリカ文学翻訳家でもあります。

 

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参照:「騎士団長殺し」ブームの村上春樹氏、「歴史を白か黒かで判断するのは極めて危険」 : 東亜日報

 

 

京都府京都市伏見区に生まれ、兵庫県西宮市・芦屋市にて育ちます。 

 

大学は早稲田大学。

在学中にジャズ喫茶を開いた経験から、彼の小説にはジャズが多く登場します。

 

1979年、『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビューし、その後、数多くの作品を世に送り出します。

代表的なのは、1987年発表の『ノルウェイの森』。

この作品は2009年時点で上下巻1000万部を売るベストセラーとなり、村上春樹ブームのきっかけとなります。

 

日本国外でも絶大なる人気を得ており、2006年、フランツ・カフカ賞をアジア圏で初めて受賞。日本の作家の中でノーベル文学賞の最有力候補と見なされています。

 

村上春樹のオススメ小説TOP5

 

あくまで独断であり偏見であり、自己満足ですので。

 

『海辺のカフカ』(2002年 新潮社)

 

「ニューヨーク・タイムズ」紙で年間の「ベストブック10冊」及び世界幻想文学大賞!

 

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参照:https://www.amazon.co.jp/海辺のカフカ-上-新潮文庫-村上-春樹/dp/4101001545

 

 

内容紹介

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真……。

出典:「BOOK」データベースより

 

主人公、「僕」の名前は田村カフカという少年です。この「僕」は父に「お前はいずれ自分の母と姉と交わり、そして、父に手をかける」という呪いかけられてしまいます。その結果、その呪いから逃れる為に15才の誕生日に家出をするところから物語がスタートします。なんかもう、この時点で概念的ですよね。ただこの小説の魅力はその概念的な物語の他にも、爽やかな情景描写にあると思います。ずーっとまさしく海辺に立つ家のバルコニーで本を読んでいる感覚。ぜひに。

 

 

『羊をめぐる冒険』(1982年 講談社)

 

第4回(1982年) 野間文芸新人賞受賞!

 

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参照:https://www.amazon.co.jp/羊をめぐる冒険-上-講談社文庫-村上-春樹/dp/4062749122

 

 

内容紹介

1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった 消印は1978年5月――北海道発  あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい<鼠>の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。

出典:「BOOK」データベースより

 

突然自分の前からいなくなってしまった妻を探す旅に出た主人公が、手がかりをたどっていくうちに「羊」をめぐる冒険へと発展していく物語です。僕が初めて村上春樹を読んだのもこの作品でした。羊男という謎の登場人物が物語の鍵となっていくのですが、その登場人物たちの唐突さや奇抜さ、そして抽象的で多義的なセリフの数々に、一気に村上春樹ワールドへと連れて行かれます。クライマックスに行くにつれてページをめくる手が早くなっていきます。果たして羊男が意味するものとは…?

 

 

『1Q84』(2009年 新潮社)

 

毎日出版文化賞受賞作!

 

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 参照:https://www.amazon.co.jp/1Q84-BOOK1-3-全6巻-完結セット-新潮文庫/dp/B00871PYUK/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1517229471&sr=1-1&keywords=1Q84

 

 

内容紹介

「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。

出典:「BOOK」データベースより

 

↑内容紹介までとことん概念的。笑

ですが、村上春樹作品の中では、かなり読みやすい本だと思います!3冊分の文量がありましたが、どんどんはまり込むように読んでしまいました。「あれ、今のところ物語の意味するところもかなり追えてるぞ?」と。端的に言えば、パラレルワールドの話。「青豆」と「天吾」という2人の主人公の視点が交互に入れ替わりながら物語が展開していきます。10歳の時に出会って以来、いつしか離れ離れになっていた「青豆」と「天吾」が、再び「1Q84年の世界」 でめぐり逢えるのかどうか。2人の運命を繋げているものは何なのか…!?

 

 

『ノルウェイの森』(1987年 講談社)

 

村上春樹的「100パーセントの恋愛小説」!

 

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参照:https://www.amazon.co.jp/ノルウェイの森-上-講談社文庫-村上-春樹/dp/4062748681

 

 

内容紹介

限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説!  暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。

出典:「BOOK」データベースより

 

2010年、松山ケンイチと菊地凛子で映画化もされた話題作であり、村上春樹と聞いて一番初めに思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。それほどに名作なわけですが、その理由は読んでいただけると分かります。直子という女性と出会い、恋をする主人公が、直子を含めた登場人物たちと交わす「会話」の一言一言に、どうしても惹かれるのです。それは、とてつもない愛情だったり、胸が締め付けられるような喪失感だったりを、身の回りのあらゆる自然を用いて表現している彼ら(つまりは村上春樹)のワードセンスが抜群だから。人生で読むべき一冊だと思います。

 

 

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(1985年 新潮社)

 

第21回(1985年) 谷崎潤一郎賞受賞!

 

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参照:https://www.amazon.co.jp/世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド-上巻-新潮文庫-む-5-4/dp/410100157X/ref=pd_cp_14_3?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=8BR3WCVDX2MYPSZGWJGB

 

 

内容紹介

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

出典:「BOOK」データベースより

 

物語の設定が村上春樹作品の中でも、特に摩訶不思議で、ファンタジー要素の強い作品です。2つの別々の世界の物語が、徐々にシンクロしていく構成も、やはり村上春樹ならでは。展開のテンポが早く、異世界同士の出来事が絶妙に繋がりを持って見えてくる後半は、貪るようにして読んでしまいます。今自分はどこの世界に生きているのか、どこの世界が終わってしまうのか…読後感はまさに走りきった後のような疲労感と静かな余韻で満たされます。

 

 

終わりに…

 

いかがでしたでしょうか。

冒頭でも述べましたが、多少物語の概念的な部分が読み取れなくても、いいんです。

読書感想サイトを見ていても、「よくわからなかったー」の多いこと。笑

ご多分に漏れず、自分もその一人なのですが、それでも村上春樹の小説は読みたくなるんです。

各々、なんとなくこうだったのかな、と楽しむのもまた一興。

ぜひ、読んでみてください!

 

 

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