【直木賞作家】朝井リョウさんのおすすめ小説TOP5を徹底紹介!鋭い観察眼で描く人間の弱さ

朝井リョウ『何者』書影

「朝井リョウ」という小説家をご存知でしょうか。

『桐島、部活やめるってよ』や、『何者』などは実写映画で放映されたので、これらの作品から朝井リョウを知った方もいるのではないでしょうか?

メディア化された作品以外にも、朝井リョウの作品には面白い作品や魅力的なものがたくさんあります。

しかし、「朝井リョウの作品を読みたいけど、どれを選べばいいか分からない」「せっかく時間をかけて読むなら、面白い作品を読みたい」と考える方もいるのではないでしょうか?

今回の記事では、

  • 朝井リョウのプロフィール
  • 朝井リョウ作品の特にオススメTOP5
  • 朝井リョウの過去作品

について紹介していきます。

これらを理解した上で小説を読むと、より一層作品を楽しむことが出来ます!

 

そして、朝井リョウ以外にも、面白い小説作家はたくさんいます。

他の作家についても知りたい方は、下記の記事をご覧ください👇

www.omaeha-warauna.com

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そもそも、朝井リョウとは「何者」…?

朝井リョウ(1989年5月31日)小説家。本名は佐々井遼。

朝井リョウ

参照:朝井リョウ | 著者プロフィール | 新潮社

 

まずは彼のプロフィールについて紹介します。

早稲田大学文化構想学部卒業。

本名は『朝井遼』と表記します。

 

2009年、大学在学時代に『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビューします。

映画化もされた有名な作品です。

大学生でいきなりこんなヒット作を書き上げてしまうのだから、すごいですよね。

そして2013年、『何者』で第148回直木三十五賞を受賞します。

平成生まれで直木賞を受賞するのは史上初の快挙であり、男性では最年少の受賞者となっています。

 

この受賞で『王様のブランチ』のBOOKコーナーで取り上げられるようになり、その後もたびたび王様のブランチに出演されています。

(しかも、この『何者』は、朝井リョウが会社員となり新卒1年目の時代に、通勤時間と帰宅後に執筆したという努力作なのです)

さらには2016年、英語圏最大の文芸誌「Granta」日本語版でGranta Best of Young Japanese Novelistsに選出されるなど、その活躍は世界にまで名を轟かすほど。

 

彼の作風の特徴としては、現代社会のリアルな人物設定と人間関係の機微が、まるで「自分のこと」かのように鮮明・リアル・細かく描かれている点です。

一方で、タイトルに主役名が入っているのに主役は一切登場しない作品など、これまでの既成概念を壊すような作風もあるのが魅力的ですね。

ちなみに、彼は区民プールをよく利用するそうなのですが、同じ水着をかれこれ10年間使い続けていたら、穴があいてしまったそうです。

穴のあいた水着で泳ぎ続けてしまい、同じレーンから人がいなくなってしまった、という面白エピソードもありました(笑)

 

 

朝井リョウ作品を選ぶ際のポイント

朝井リョウ おすすめ作品

朝井リョウの作品を選ぶうえで、

  • 本の長さで選ぶ
  • 受賞歴で選ぶ

の2つがわかりやすい基準になります。

本の長さについては、朝井リョウの作品は長編小説もありながら短編小説もあります。

じっくり腰を据えて読みたい場合は長編小説を、これまで読書経験があまりない方は短編小説を読むのもありです。

また、受賞歴がある作品から読む、というのもオススメです。

受賞歴のある作品は映画やドラマ化された作品もあるので、映画やドラマを見た作品の原作を読むと、また別の面白さを発見できます。

 

1:本の長さで選ぶ

本の長さや、1つのストーリーの長さを軸に作品を探すのは1つの手です。

例えば、短編集やエッセイ集のように、短いストーリーのものをたくさん読みたい場合は短編集から探すといいです。

朝井リョウが手がけた短編集には、

  • 時をかけるゆとり
  • 発注いただきました!

などがあります。

 

一方長編小説には、

  • 世界地図の下書き
  • 武道館

などがあります。

 

本のページ数自体は大きな違いはありませんが、短編なのか長編なのかで、読み方もだいぶ変わってくると思います。

読書初心者の方や苦手な方は、短編集から読み始めるといいですね。

 

2:受賞歴で選ぶ

受賞歴から選ぶのも有効です。

朝井リョウの作品は、直木賞をはじめ、数多くの作品が何かしらの賞を受賞しています。

例えば、

  • デビュー作『桐島、部活やめるってよ』ー小説すばる新人賞
  • 6作目『何者』ー第148回直木賞受賞
  • 7作目『世界地図の下書き』ー第29回坪田譲治文学賞

など、多くの賞に受賞しています。

受賞した作品は大きな話題になりますので、こういった作品から読み進めていくのもアリですね。

特に「桐島、部活やめるってよ」や「何者」は映画化されているため、活字が苦手な方は、映画でストーリーを把握してから原作小説を読む、ということも出来ます。

 

 

朝井リョウのオススメ小説TOP5

朝井リョウのオススメ小説TOP5を紹介していきます!

第1位から発表していきます!

堂々の第1位に輝くのは…

 

第1位『もういちど生まれる』(2011年 幻冬舎)

第147回直木三十五賞候補!

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参照:https://www.amazon.co.jp/もういちど生まれる-幻冬舎文庫-朝井-リョウ/dp/434442171X/ref=pd_bxgy_14_img_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=1ZRRQF0ESKQ47DWN0AFD

ページ数:265ページ

発行日:2011年12月9日

内容・あらすじ

バイトを次々と替える翔多。美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢。才能に限界を感じながらもダンスを続ける遥。若者だけが感受できる世界の輝きに満ちた、背中を押される爽快な青春小説。

出典:幻冬舎

胸がきゅっと締め付けられる気持ちになります。別に、恋の物語を描いているわけではなく、大学生たちの等身大の日常を描いているに過ぎないはずなのに、その心情描写のリアルさから、「それ以上言わないでくれっ」と苦しくなるのです。かつて自分もそうだった…と、どこかで共感できる、瑞々しさやほろ苦さ、脆さ、卑しさ。繊細なシーンを切り取る朝井リョウの魅力がたっぷり詰まった、5つの物語です。(短編集なので、読みやすいですよ!)

感想や口コミ

1つ1つのストーリーは独立していながら、登場人物が重なり合っていく、そんな面白さのある作品です。

 

第2位『何者』(2012年 新潮社)

第148回直木三十五賞受賞!話題の映画化作品!

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参照:https://www.amazon.co.jp/何者-新潮文庫-朝井-リョウ/dp/4101269319/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1516976314&sr=1-1&keywords=何者

出典:新潮社

ページ数:346ページ

発行日:2015年6月26日

内容・あらすじ

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

出典:新潮社

「就職活動」に取り組む大学生たちの葛藤を描いた問題作です。一言でいうなれば、「エグい」。自分を評価され続ける環境に身を置くことで、登場人物たちの抱える不安や迷いが浮き彫りになっていきます。そして、それらの葛藤を他者比較することで解消しようとする人間の嫌な側面を、でも自然な感情を、「エグい」ほどリアルに描いている衝撃の一冊です。

これをきっかけに、朝井リョウにハマりました。

感想や口コミ

就職活動をテーマに映画化された作品です。

現実社会でも体感しうるようなリアルな表現が小説内で表現されており、魅力的な作品です。

 

第3位『星やどりの声』(2011年 角川書店)

涙必至!感動の家族小説!

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参照:https://www.amazon.co.jp/星やどりの声-朝井-リョウ/dp/4041100356

出典:KADOKAWA

ページ数:317ページ

発行日:2014年6月20日

内容・あらすじ

一家の大黒柱の父が、四年前に病気で他界した早坂家。それ以来、純喫茶「星やどり」は母が切り盛りしている。父が残してくれた、「星やどり」自慢のビーフシチュー、夜空から星が降り注ぐ星型の天窓。そしてブランコ形の席には、常連客の“ブラウンおじいちゃん”が、今日も静かに座っている。  早坂家は三男・三女、母ひとり。長女・琴美は、働きながら、「星やどり」で母の手伝いをしている。長男・光彦は、大学四年の夏、実らない就職活動の真っ最中。二女・小春は、化粧で背伸びし、どこか空虚な日々を送り、三女・るりは、何かから逃れるように自らを律し、真面目な高校生活を過ごしている。二男・凌馬は、輝かしい少年の日々を、明るく消費。そして、三男・真歩は、カメラをぶら下げ、街を歩く……。  様々な葛藤と悩みを抱えた早坂家。一見穏やかな日々が流れているようだったが!?

出典:KADOKAWA

電車の中で読んで、泣いてしまって困った困った。大切な存在を失った家族が、それでも必死に生きてゆく、そのひたむきさに涙が出ます。家族それぞれが、心に空いた穴を埋めてくれる何かを、もがき苦しみながら探す過程で、また一つに繋がっていく。そして、最後に亡き父の想いを知るシーンがあるのですが、いや朝井さん、あざとすぎます。案の定、泣いています、僕。

感想や口コミ

兄弟姉妹のそれぞれの物語が描かれながら、1つのストーリーに仕上がっていく。

家族という大切な存在がなくなりながらも必死にひたむきに生きていく、そんな姿に感動します。

 

第4位『桐島、部活やめるってよ』(2010年 集英社)

第22回小説すばる新人賞、衝撃のデビュー作!

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参照:https://www.amazon.co.jp/%E6%A1%90%E5%B3%B6%E3%80%81%E9%83%A8%E6%B4%BB%E3%82%84%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%88-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%9D%E4%BA%95%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6-ebook/dp/B00A773H60/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=17L89PK99WAJO&dchild=1&keywords=%E6%A1%90%E5%B3%B6%E9%83%A8%E6%B4%BB%E3%82%84%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%88&qid=1611814600&s=books&sprefix=%E6%A1%90%E5%B3%B6%2Cstripbooks%2C245&sr=1-1

内容・あらすじ

田舎の県立高校。バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そこから、周囲の高校生たちの学校生活に小さな波紋が広がっていく。バレー部の補欠・風助、ブラスバンド部・亜矢、映画部・涼也、ソフト部・実果、野球部ユーレイ部員・宏樹。部活も校内での立場も全く違う5人それぞれに起こった変化とは…?瑞々しい筆致で描かれる、17歳のリアルな青春群像。

出典:「BOOK」データベース

神木隆之介主演で映画化され話題となった本作は、当時大学生だった朝井リョウのデビュー作です。この小説の面白いところは、作品名にある「桐島」が作中に登場人物として出てこないところ。こんな斬新な構成見たことなかった…。「桐島」という存在がバレー部を辞めたことによって、その周りの人たちの関係性に生じる微妙な(けれど本人たちにとっては圧倒的な)変化を描いていて、どこまでも繊細で鋭い朝井リョウの感性が凝縮された処女作と言えるのではないでしょうか。(こちらも繋がりのある短編集形式です)

感想や口コミ

朝井リョウのデビュー作です。

タイトル名になっている「桐島」が主人公化と思いきや、存在しないという斬新な設定。

「桐島」という存在がバレー部をやめることで生じる微妙な人間関係の変化、複雑な心理描写、読めば読むほど面白さを感じる作品です。

 

第5位『少女は卒業しない』(2012年 集英社)

7人の少女たちの「終わり」、そして「始まり」。

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参照:https://www.amazon.co.jp/%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%81%AF%E5%8D%92%E6%A5%AD%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%9D%E4%BA%95%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6-ebook/dp/B011KG5L88/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%81%AF%E5%8D%92%E6%A5%AD%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84&qid=1611814844&s=books&sr=1-1

ページ数:288ページ

発行日:2015年2月20日

内容・あらすじ

今日、わたしはさよならする。図書室の先生と。退学してしまった幼馴染と。生徒会の先輩と。部内公認で付き合ってるアイツと。放課後の音楽室と。ただひとり心許せる友達と。そして、ずっと抱えてきたこの想いと―。廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。少女たちが迎える、7つの別れと旅立ちの物語。恋愛、友情、将来の夢、後悔、成長、希望―。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。

出典:「BOOK」データベース

これまた切ないっ…。廃校になる高校の卒業式の日を舞台に、それぞれの少女たちのドラマが繰り広げられます。おそらく自分の高校時代を重ねてしまう人も大勢いるのではないでしょうか。誰もが経験してきた、でも言葉にできるほどハッキリとしていなかった、あのどうしようもない感情を、この小説の登場人物たちはありのままの言葉で訴えてくるのです。高校時代にギュンと引き戻されてしまう物語です。(そしてこちらも短編集で読みやすい!)

感想や口コミ

廃校になる高校を舞台に、それぞれの7人の少女が経験する出会いと別れ、旅立ち。

短編集なので、1つ1つの物語がわかりやすいので、読書に不慣れな方にもオススメです。

 

 

他の作品もご紹介!

朝井リョウ 他作品

TOP5以外にも、朝井リョウ作品には面白い作品、魅力的な作品がたくさんあります!

ここでは、朝井リョウの他の作品について紹介していきます。

 

『チア男子!!』(2013年 集英社)

チア男子!

参照:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%82%A2%E7%94%B7%E5%AD%90%EF%BC%81%EF%BC%81-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%9D%E4%BA%95%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6-ebook/dp/B00CP2Z3HG/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%83%81%E3%82%A2%E7%94%B7%E5%AD%90&qid=1611815119&s=books&sr=1-1

ページ数:496ページ

発行日:2013年2月20日

内容・あらすじ

大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで…。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー。

出典:「BOOK」データベース

爽やかな青春スポーツ小説。10代最後の悩みや想いをそれぞれが持ち、みんなでぶつかりながらも、チームとして成長していくストーリーだけど、ぶつかりが少ないっていうか、あっさりしているっていうか。

感想や口コミ

後半から急展開が待っており、その展開にとまどう方もいるかもしれませんが、起承転結のはっきりした作品のようです。

ぶつかりあってチームとして成長していく…そんなスポーツ特有の喜びや感動を味わいたい方は是非!

 

『世界地図の下書き』(集英社 2016年)

世界地図の下書き

参照:https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%81%AE%E4%B8%8B%E6%9B%B8%E3%81%8D-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%9D%E4%BA%95-%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6/dp/4087454525/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%81%AE%E4%B8%8B%E6%9B%B8%E3%81%8D&qid=1611815286&s=books&sr=1-1

ページ数:368ページ

発行日:2016年6月23日

内容・あらすじ

両親を事故で亡くした小学生の太輔は「青葉おひさまの家」で暮らしはじめる。心を閉ざしていた太輔だが、仲間たちとの日々で、次第に心を開いてゆく。中でも高校生の佐緒里は、みんなのお姉さんのような存在。卒業とともに施設を出る彼女のため、子どもたちはある計画を立てる…。子どもたちが立ち向かうそれぞれの現実と、その先にある一握りの希望を新たな形で描き出した渾身の長編小説。

出典:「BOOK」データベース

「青葉おひさまの家」には、それぞれの理由を抱えた子どもたちが集まっています。

一見明るく過ごしている彼らですが、それぞれに将来の不安や背景が描かれています。

完全なハッピーエンドで終わる作品ではないのですが、それぞれの子どもたちが抱える葛藤、それらから「逃げる場所」の存在、いずれ直面することになる「別れ」の時期、切ないストーリーに感動必至です!

感想や口コミ

作中では感動するポイントがいくつもあります。

明るく振るまう子どもたちにも、それぞれの背景や悩み、葛藤があります。

それらを胸に抱えながらも、共同生活で築いていく絆。

切なさを感じるストーリーでありながら、子どもたちの発想の面白さも感じられる作品です。

 

『時をかけるゆとり(学生時代にやらなくてもいい20のこと) 』(文春文庫 2014年)

時をかけるゆとり

参照:https://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%9D%E4%BA%95%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6-ebook/dp/B00S9CVGXQ/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E6%99%82%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A&qid=1611815757&s=books&sr=1-1

ページ数:271ページ

発行日:2014年12月4日

内容・あらすじ

就活生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。この初エッセイ集では、天与の観察眼を駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。『学生時代にやらなくてもいい20のこと』改題。”圧倒的に無意味な読書体験”があなたを待っている!?

出典:「BOOK」データベース

早稲田大学在学中にデビューした朝井リョウは、大学在学中でも社会人になってからも、とんでもエピソードを持っていました…!

他の作品ではクールな印象を受けたり、複雑な心理を描き続けてきた朝井リョウですが、等身大の朝井リョウを見ることの出来るエッセイ集です。

小説のようなストーリーではないので、単純に彼の人となりやエピソードを楽しめる作品です。

感想や口コミ

朝井リョウの他の作品では感じることのできない面白おかしさが何より魅力の作品です!

落ち込んだ時、元気をもらいたい時は、この本を読みましょう!

 

『スペードの3』(講談社文庫 2014年)

スペードの3

参照:

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%EF%BC%93-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%9D%E4%BA%95%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6-ebook/dp/B06Y56421K/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE3&qid=1611816056&s=books&sr=1-1

ページ数:271ページ

発行日:2014年3月14日

内容・あらすじ

有名劇団のかつてのスター“つかさ様”のファンクラブ「ファミリア」を束ねる美知代。ところがある時、ファミリアの均衡を乱す者が現れる。つかさ様似の華やかな彼女は昔の同級生。なぜ。過去が呼び出され、思いがけない現実が押し寄せる。息詰まる今を乗り越える切り札はどこに。屈折と希望を描いた連作集。

出典:「BOOK」データベース

この作品は、

  1. スペードの3
  2. ハートの2
  3. ダイヤの1(エース)

の3部の短編小説で構成されています。

この数字は、どこかで見たことありませんか?

…そう、トランプの人気ゲーム『大富豪』です。

物語の最初に、大富豪(大貧民)のルールが説明されており、大富豪に重ねられたストーリーが展開されていきます。

大富豪のルールに、「革命」ってありますよね?

革命は、誰かが起こしてくれるわけではない。

自分で起こすもの。

そして一度革命を起こしたら、これまで華やかな立場にいた人も、一気に立場が逆転してしまう。

置かれた状況によって、自分というカードの強さ(≒立場)が変わってくる。

現実社会と重ね合わせて読むことの出来る、面白い作品です。

感想や口コミ

3人の女性で成り立つストーリーなのですが、それぞれの個性がしっかり立っており、変わっていく状況や人間関係を、最後まで楽しめる作品です。

 

『武道館』(文藝春秋 2015年)

武道館

参照:https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E9%81%93%E9%A4%A8-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%9D%E4%BA%95-%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6-ebook/dp/B07B959XMF/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E6%AD%A6%E9%81%93%E9%A4%A8&qid=1611816742&s=books&sr=1-2

ページ数:303ページ

発行日:2015年4月24日

内容・あらすじ

本当に、私たちが幸せになることを望んでる?恋愛禁止、スルースキル、炎上、特典商法、握手会、卒業…発生し、あっという間に市民権を得たアイドルを取りまく言葉たち。それらを突き詰めるうちに見えてくるものとは―。「現代のアイドル」を見つめつづけてきた著者が、満を持して放つ傑作長編。

出典:「BOOK」データベース

「アイドルの恋愛はタブー」

この風潮は誰が決めたのでしょうか?

別に恋愛をしてもいいのでは?という声もありますが、現実としてこの風潮は強いですよね。

今回の作品も、まさにアイドルと一般人との恋愛、それにともなう周囲や人間関係の変化を描いた作品です。

「アイドル」という特別な存在も、同じ人間です。

恋愛感情を抱いても不思議ではありません。

そこにリアリティをとても感じます。

一気にアイドルのことを好きにも嫌いにもなりうる破壊力のある作品です笑

ちなみに、この作品はドラマ化されているので、興味のある方はドラマ版も是非見てください。

感想や口コミ

アイドルが大好きな方にとっては、ショッキングな表現や描写の多いストーリーかもしれません。

それでも、周囲に翻弄されながらも恋愛を貫き通す姿は、必見です!

 

『どうしても生きてる』(幻冬舎 2019年)

どうしても生きてる

参照:https://www.amazon.co.jp/%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%82%8B-%E6%9C%9D%E4%BA%95-%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6/dp/434403516X/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%82%82%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%82%8B&qid=1611817508&s=books&sr=1-2

ページ数:323ページ

発行日:2019年10月10日

内容・あらすじ

死んでしまいたい、と思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(『健やかな論理』)。家庭、仕事、夢、過去、現在、未来。どこに向かって立てば、生きることに対して後ろめたくなくいられるのだろう。(『流転』)。あなたが見下してバカにしているものが、私の命を引き延ばしている。(『七分二十四秒めへ』)。社会は変わるべきだけど、今の生活は変えられない。だから考えることをやめました。(『風が吹いたとて』)。尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が映されているような気がした。(『そんなの痛いに決まってる』)。性別、容姿、家庭環境。生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。(『籤』)。現代の声なき声を掬いとり、ほのかな光を灯す至高の傑作。

出典:「BOOK」データベース

読むのはしんどかったけど、読んで良かったと思える一冊。

「健やかな論理」では主人公の虚無が心に刺さって、「そんなの痛いに決まってる」で、篩にかからない言葉は全くどうでも良い人に吐けるということに納得する。

それでも生きてる。

間接的に現実を突き付けられる短編集ですが、現実から目を背けないために必要な一冊!

感想や口コミ

6つの人物の話から成り立つ短編小説集です。

生きることの難しさ、時折感じる絶望、幻滅、未来への不安、すべてのもやもやを抱えながらも「そうしても生きてる」登場人物たちが描かれています。

生きづらさや悩みを感じている方にとっては、少なからず共感できる部分がある作品です。

 

 

朝井リョウおすすめ小説まとめ

朝井リョウさんの小説で描かれるのは、壮大な「あるある」なんじゃないかと思っています。

誰だって感じずにはいられなかった卑しさやもどかしさ、未完成の恥ずかしさを、鮮やかな言葉で紡ぎだしてしまう、なんだかマジシャンのような小説家です。

どれか一冊、読んでみてください。ハマること間違いなしですよ!

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