お前は笑うな。

巷の書店員が、日常の「憂さ」を本(漫画・小説)や映画などのエンタメで発散するブログ。

ビジネス書『LIFE SHIFT -100年時代の人生戦略-』が、No.1に選ばれた理由

 

自己啓発本コーナーも大好きなたけだです。

 

本日は2017年の「ビジネス書グランプリ」において、堂々の総合グランプリに輝き、

さらに「ビジネス書大賞」では準大賞に選出された、2017年を代表するビジネス書の名著をご紹介致します。

 

 

 

2017年「ビジネス書グランプリ」総合グランプリのビジネス書は…

 

『LIFE SHIFT -100年時代の人生戦略-』リンダ グラットン (著) / アンドリュー スコット (著)

 

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内容紹介

誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。 働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。 目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。 世界で活躍するビジネス思想家が示す、新しい人生のビジョン。 みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という 3つのステージを生きた時代は終わった。 では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。 その一つの答えが本書にある。

引用:https://www.amazon.co.jp/LIFE-SHIFT-ライフ・シフト-リンダ-グラットン/dp/4492533877/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1518333501&sr=8-1&keywords=life+shift

 

タイトルでネタバレしているので、引っ張ることもないのですが、

2017年に書店の平積みに必ずと言っていいほどずらっと並べられていた印象があります。

 

この「LIFE SHIFT」という言葉の意味や、「100年時代」とは…?など、気になりますよね。

 

 

『LIFE SHIFT -100年時代の人生戦略-』概要

 

本著の内容を噛み砕いてご紹介します。

 

2人に1人が100年生きる時代

本書の副題ともなっている「100年時代」とは、その名の通り「100年生きる時代」になるということ。

現在、先進国の平均寿命は年々伸びてきており、2107年(今から約90年後)には主な先進国で、半数以上が100歳以上になるそうです。

つまり今を生きる人の多くが、「100歳まで生きる」想定で人生の戦略を練る必要がある、ということなのです。

なかなか、そんなこと言われても、イメージしづらいとは思いますが、

本著では具体的にケーススタディーとして、100年生きるということを様々な人の人生別に解説してくれます。

「他人事じゃないな…」と、ハッとさせられる一冊です。

 

従来のライフステージを見直す生き方改革

「100年生きる」という前提がない今、ライフステージは主に「教育」「仕事」「引退」の3つに区分され、

人とほぼ同列に足並みをそろえて、そのステージを生きて行くようなモデルが一般的でした。

しかし、100年生きるとなると、このステージの想定が音を立てて崩れ始めます。

60歳または65歳で引退ではなく、その先も仕事は続いて行くことが予想され、必要とされるスキルや経験もめまぐるしく変化してゆくでしょう。

仕事だけではなく、資金(お金)は?健康は?家族は?などなど。

これまでのライフステージに固執せず、100年の中でバランスをとりながら人生設計して行くことが求められていくようです。

本著では、実際に様々な切り口において、100年の人生を生きる戦略を考えるヒントを与えてくれます。

 

有形資産と無形資産の構築

本著の中で、多く触れられている対比構造の言葉が、「有形資産」と「無形資産」です。

「有形資産」とは、お金や住宅などの目に見える資産のことであり、

「無形資産」とは、仕事のスキルや家族及び友人など、持っていることが目に見えにくい資産のこと。

この「有形」と「無形」それぞれの資産のバランスで人生は幸せな方向へと進んでいくらしい。

確かに仕事漬けの人生を送るあまり、引退した後に関わる友達がいないため家に引きこもってしまうご老人って多いですよね。

100年人生ともなれば、さらに人のネットワークを構築する必要もあれば、底をつきない資金力、AIに代替不可の職能(スキル)だって必要です。

それらをどのようにバランスよく得ていくかの教訓も、この本を読めば理解できるでしょう。

 

 

著者 リンダ・グラットンとは何者なのか

 

リンダ・グラットン(Lynda Gratton)

 

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参照:リンダ・グラットン「日本の女性の皆さん、100歳まで生きる準備はできていますか?」 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

 

 

プロフィール

ロンドン・ビジネススクール教授。 人材論、組織論の世界的権威。 

2011年には、経営学界のアカデミー賞とも称される Thinkers50ランキングのトップ12に選ばれている。 

フィナシャルタイムズ紙では「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」と賞され、

英エコノミスト誌が選ぶ「仕事の未来を予測する識者トップ200人」のひとり。

 引用:https://www.1101.com/lynda/profile.html

 

普通のどこにでもいそうなおばさんですが、あのロンドン・ビジネススクールの教授とは、恐れ入りました。

いち早くこの人生論を提唱し、世界的な評価を得ている方というだけあり、本著の内容もかなり濃いものとなっていることがわかります。

 

How to be ready for your future, now

リンダ・グラットンの講演「未来を生きる準備の仕方」がこちらの動画から聞くことが出来ます。

内容も去ることながら、そのプレゼンの仕方、わかりやすさからも、この教授の実力と人柄が伝わってきます。

ぜひ、本著を読む前にご覧下さい。

 


TEDxLondonBusinessSchool 2012 - Lynda Gratton - How to be ready for your future, now

 

 

総評

 

本著は、今後の自分の人生を今いちど見つめ直し、

真っ白な紙に自分自身で人生の設計図を描いてゆくきっかけを与えてくれます。

今の仕事、人とのネットワーク、資産、幸福度。本当にこのままでいいのだろうか。

変えるべきものは?大切にしなくてはならないものは?

人生のライフステージを固定的なものからマルチなものへと自在に生き抜くために

今こそ読んでおくべき名著であると感じました!

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