お前は笑うな。

24才の書店員が、日常の「憂さ」を本(漫画・小説)や映画などのエンタメで発散するブログ。

【動物たちの群像劇】漫画『BEASTARS』賞総ナメも納得の面白さ!

 

書店員として、推さないわけにいかない漫画があります。

 

宝島社「このマンガがすごい!2018」オトコ編第2位

有志選考「マンガ大賞2018」第1位

第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 新人賞

 

マンガ界において権威となる賞を総ナメ状態の最強マンガ。

 

 

『BEASTARS』板垣巴留(秋田書店)

 

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漫画『BEASTARS』とは

 

『週刊少年チャンピオン』(秋田書店刊)にて2016年9月8日発売の41号から連載中の板垣巴留の漫画です。

 

 

『BEASTARS』あらすじ

 

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全寮制、中高一貫のエリート学校「チェリートン学園」では、様々な動物たちが同じ校舎で学園生活を送っています。

だが、全員が全員仲良しという訳ではありません。

草食獣アルパカの生徒であるテムが何者か(肉食獣)に殺されるという「食殺事件」が起きたことによって、特に肉食獣と草食獣の間には不穏な雰囲気が漂っていました。

この学園の 演劇部に所属するハイイロオオカミの少年レゴシは、内気で寡黙な性格。

ある日、演劇部の雑務で園芸部を訪れたレゴシは、小さくて白いドワーフウサギのハルと出会います。

恋愛とは無縁だったレゴシですが、共に過ごす過程でハルのことを好きな気持ちに気がつくのです。

ですが、それと同時にレゴシは肉食獣である自分の本能と向き合うことを余儀なくされます。

いつかふとした拍子に草食獣であるハルを襲ってしまうのではないか、と葛藤するレゴシ。

そんな動物たちの不器用な青春群像劇です。

 

 

 

『BEASTARS』のここが面白い!

 『BEASTARS』が面白い理由をご紹介します!

 

漫画版ズートピア!個性的な動物たちが登場人物

 

ハイイロオオカミ・レゴシ

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演劇部の美術チーム。

内気で寡黙な性格。

ウサギの少女ハルを好きになると同時に肉食の本能と葛藤する。

不器用で繊細なオオカミの主人公。

 

 

ドワーフウサギ・ハル

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園芸部を一人で管理している可愛いウサギ。

寂しさから様々なオスと関係を持ち、ビッチと周りから孤立。

草食獣として小さい身体に生まれたことから、肉食獣に襲われる恐怖と隣り合わせで生きている。

その運命に立ち向かうべく、誰にも屈しない凛とした性格をしている。

 

 

アカシカ・ルイ

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レゴシの所属する演劇部の看板役者。

それはすなわち、チェリートン学園のスターであり、次期「BEASTAR」の称号を手にするといわれている。

プライドが高く、常に高みを目指している。

彼がひとたび舞台に立てば、大勢の観客が見とれてしまうオーラと華やかさがを持つ。

 

 

その他 学園メンバー

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ペリカン・サヌ(演劇部の部長)

ベンガルトラ・ビル(役者チーム)

マングース・カイ(美術チーム)

チーター・シイラ(ダンスチーム)

 

など、様々な動物が登場します。

「この動物ならばこう動くんじゃないか」というファンタジー的かつリアリティー溢れるキャラクター設定が面白く、ワクワクする物語です。

 

 

動物なのに、人間臭い!社会派テーマがグッとくる

 

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これは動物たちの世界を描いた物語なのですが、そこで表現されているテーマは

動物同士での「種族間差別」や「ヒエラルキー」、「理性と本能」、など現代社会に通じるものばかり。

いわばディストピアを描いた物語になっています。

 

特に肉食獣が草食獣を食べるということから、肉食獣は危険とされ、草食獣たちから差別的な視線を向けられる点。

 

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そのようなつもりがない肉食獣のハイイロオオカミ・レゴシもまた同じような視線に居心地の悪さを感じます。

かと思えば、自分の中の本能がむき出しになる瞬間が訪れ、暗闇の中でウサギのハルを襲ってしまいそうになったり。

差別・被差別の構造とそれに抗おうとする理性、渦巻く本能。

様々な問題が複雑に入り混ざって、動物たちの関係性をぎこちなく構築している、なんとも暗喩的なテーマなのです。

この物語を読むにつけ、「なんて人間くさいのだろう」と思います。

動物をモチーフに描かれるからこそ伝えられるメッセージであり、そのテーマ性が本当に面白いです。

 

 

 

繊細かつ力強い、圧倒的画力で描かれる美しい世界

 

このマンガの魅力は、その物語性やテーマだけではありません。

作者・板垣巴留さんの画力が素晴らしいのです。

 

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このアーティスティックなタッチ、見たことありますか?

コマ1つ1つが絵画のように成り立っていて、でもそれが繋がることで不思議な世界観が生まれていく。

繊細で、なのに力強い。ファンタジー溢れるのに、確かなリアリティーがそこにある。

形容しがたい美しいタッチです。

 

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それぞれの動物の質感を見事に描き分けている表現力にも、その凄さを感じます。

うーん、オシャレだなぁ。

絵だけ見ても、ページをめくるのが楽しくなるマンガです。

このマンガの面白さを引き立てる圧倒的な画力にうっとりします。

 

 

 

『BEASTARS』は既刊7巻(2018年3月現在)なので、すぐ読める!

 

複数の賞を受賞している超話題作だけに、絶対読んでおきたいところではあるものの、

長く続いている作品だとなかなか追いつけない、という方は多いかと思います。

 

ご安心を!

『BEASTARS』は、既刊7巻(2018年3月現在)です!

 

すぐ読める!

 

 

トレンドについていくためにも、読んでおきたい一冊です。

ぜひ、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。

ハマること間違いなしの面白さです!

 

 

 

 

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